家庭菜園
野菜 広報誌「晴ればれ」2022年12月号掲載
ミズナ
発芽適温は20〜25℃で、冷涼な気候を好みます。25℃以上では軟弱徒長し、株張りが悪く、15℃以下では葉の伸長が緩慢になります。初期生育には十分な水が必要ですが、高温期は生育後半に過湿になると、軟腐病が発生しやすくなるので注意しましょう。
真庭広域営農経済センター
次長
美甘 憲彰
次長
美甘 憲彰
栽培スケジュール
1.畑づくり
幅100〜120cmのベッドを作り、全面に資材を施し、15cmの深さによく耕す。
1㎡あたりの量
堆肥
1kg
1kg
苦土石灰
100g
100g
(1)
野菜の肥料
100g
野菜の肥料
100g
発芽を揃えるためには初期の水分管理が大切です。適湿を保つために覆土の上からもみ殻などをまくと、畝の表面が乾くのを防げます。べた掛け資材を利用してもいいですよ。
2.間引き
本葉1~2枚のとき、子葉の形が正ハート形のものを残し、丸形・長形のものを除く。
発芽し本葉が出始めたら茎が必要以上に間延びしないよう、本葉が2~3枚のころ、株間5~7cm程度に間引く。
ミズナの草丈や分けつの発生は、条間や株間に影響されます。狭いと草丈が伸びる傾向に、広いと分けつが増える傾向になります。
3.追肥
1回目
草丈15㎝くらいの頃、株まわりにまき、すき込む。
1㎡あたりの量
(2)
化成肥料14-14-14
30g
化成肥料14-14-14
30g
2回目
葉が重なり始めた頃、畝の両側に追肥をし、土寄せする。
※追肥は草勢を見て、旺盛なようなら省略する。
1㎡あたりの量
(2)
化成肥料14-14-14
30g
化成肥料14-14-14
30g
4.収穫
小株から大株まで収穫できるが、条間や株間が大きさに影響する。
小株取り
大株取り
ソラからのアドバイス
サラダで食べるなら小株から中株くらいが最適だよ。間引くように収穫し、小株なら種まき後約1か月経って草丈が15㎝程度の頃から、中株なら草丈が25~30cm程度の頃に収穫できるよ。大株は鍋物や漬物におすすめ!
5.害虫防除
コナガ・ヨトウムシ・ハモグリバエ・アブラムシなどの食害を防ぐため、防虫ネットやべた掛け資材で覆う。または薬剤を散布する。
JAに相談して病状や品目に応じた適切な薬剤を選び、必ず商品のラベルや説明書に従い、適正に使う。
収穫後は、おいしく長く保存しよう♪
冷蔵の場合
霧吹きをして新聞紙で包み、ポリ袋に入れて冷蔵室へ(あれば野菜室)。スペースがあれば、根元を下にして保存する。
冷凍の場合
くせがなく、生で冷凍しても味が変わらない。よく洗ってから水気を拭き取り、3〜4cmの長さの食べやすい長さに切る。保存袋に入れて冷凍する。
解凍方法&調理例
自然解凍して、おひたしやゴマ和えなど和え物に。凍ったまま煮びたしや鍋物、みそ汁やスープの具として活用。凍ったままで、ちりめんじゃこやニンニクと炒めてもおいしい。
おすすめ資材
(1)JA晴れの国岡山 オリジナル野菜の肥料
窒素・リン酸・カリに加え、微量要素をバランスよく配合し、野菜の元肥・追肥に幅広く使えます。
(2)化成肥料 14-14-14
野菜・果樹・花など幅広く使えます。高成分なので少量投入で経済的です。
晴ればれレシピ
水菜のレシピ
「晴ればれレシピ」のページでは、晴れの国岡山の旬の食材を使ったレシピを紹介しています!
直売所で新鮮な農産物を選んで、ぜひ、旬の味覚をおいしくいただいてください!
直売所で新鮮な農産物を選んで、ぜひ、旬の味覚をおいしくいただいてください!
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