農業応援隊!晴れびとHarebito
井原市ぶどう部会 美星支部 支部長
中塚 正彦さん(66)
井原市ぶどう部会 美星支部 支部長
中塚 正彦さん(66)
果物
シャインの長期出荷でひと味ちがう井原のブドウを
井原市ぶどう部会美星支部長の中塚正彦さんは、標高約350メートルのほ場で6種類のブドウを栽培しています。主力のシャインマスカットは20アールで24本を育てています。高品質なものをより多く長期出荷しようと、妻の況吏子さん、娘の梢さんと一緒に奮闘しています。
「冬ぶどう」のブランド化
ハウス栽培と露地栽培の両方を手掛けています。ハウスでは7月末から9月まで岡山や大阪の市場へ出荷し、さらに立冬以降に出荷する「樹成り熟成井原冬ぶどう」にむけて栽培管理を続けます。「樹成り熟成」は、11月まで樹に実らせたまま甘みや旨みを増やすことで、非常に甘いシャインマスカットに仕上がります。管理が長期にわたるため、温度調整や枝の手入れに加え、病害虫の予防に気を配ります。冬の収穫が終わるまで葉を健康に保つため、幅広いビニールで葉全体を覆います。
自動で走行・充電などをするロボット草刈機を導入。
草刈りの負担を減らし、高品質なブドウづくりに力を注ぐ
草刈りの負担を減らし、高品質なブドウづくりに力を注ぐ
産地を盛り上げるため
中塚さんは美星支部の「親方」3人のうちの一人として、毎年2人の研修生を受け入れ、ほかの「親方」と1週間交代で指導します。研修生は3人の「親方」から学ぶことで、より自分に合った方法を取り入れることができます。新規就農者の受入体制の整備・地域の栽培面積拡大・栽培技術向上など意欲的に取り組みます。
安全安心なブドウを
「手間暇かけて、安全安心な高品質のブドウをつくる。収穫の時期が一番うれしい。朝早くても、夜遅くても苦にならない。井原市のブドウはちょっと違う、買ってよかったと思ってもらいたい。多くの人に味わってほしい」と意気込みます。
シャインマスカット
上品な甘みや香りはもちろん、美しい黄緑色の大粒は見栄えよく贈り物としても喜ばれます。「種なし」「皮ごと食べられる」という食べやすさは子どもにも人気があり、フルーツサンドやケーキなどさまざまなスイーツの材料としても最適です。県全域で栽培が盛んです。空から望む - 井原市美星町(東大迫ぶどう団地周辺を撮影)
美星支店 井原市美星町は町名にちなんで星空をテーマにした活動・交流が盛んです。2021年にはアジア初の星空保護区(コミュニティ部門)に認定されました。町内では天体観測だけでなく、七夕祈願祭や天の川まつり、ナイトウォークなど楽しいイベントが多数あります。9月8日(日)にはピオーネまつりが星の郷青空市で開催されます。美星町産ピオーネやお米(星むすめ)、「美星満天豚®」などを販売します。星の郷・美星町で実りの秋を感じてください。 ≫美星支店についてはこちら
美星天文台 星が美しく見える町として有名な美星町にあり、口径101cmの望遠鏡を持つ国内でも最大規模の公開天文台です。美しい星空を守る井原市光害防止条例があることに加え、360度のパノラマ展望、夜間の観望会では専門の職員が星空案内を行うなど、最高の条件で星空を鑑賞できます。
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