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果物 広報誌「晴ればれ」2023年1月号掲載

モモ 植え付けについて

 果樹類の栽培は植え付けが重要です。植え付けすると、15年以上同じ場所で育つようになるので土づくりはしっかりしておきましょう。
岡山西広域営農経済センター 総合指導課 髙谷 昌義の写真
岡山西広域営農経済センター
総合指導課
髙谷 昌義
モモの生育と栽培管理の年間スケジュール
栽培スケジュール

1.植え付け前に必ず確認

モモの樹は、最低でも半径4mの大きさになる。周囲に邪魔になるものが無いように植え付け場所を選ぶ。
図:植え付け場所
ソラのイラスト
ソラからのアドバイス

購入後は、根を乾かさないように早めに仮植えをしよう。

2.果樹苗木の植え付け

落葉果樹の植え付けは秋植え(12月中旬頃)と、春植え(2月下旬~3月中旬頃【発芽前】)に分けられる。
南部で冬の凍結の恐れのない地域では、秋植えをした方が春の生育がよいが、冬期の冷え込みや乾燥が厳しい地域では、苗木を春まで仮植えし、凍害の心配のない春植えをする。
サンのイラスト
サンからのアドバイス
土壌が凍結する場合は2月下旬~3月中旬の寒さが和らぐ時期に植え付けよう。

【1】仮植えの方法

過湿・土壌病害がない場所を選ぶ。斜めに仮植えできるように溝を掘り、一本一本ていねいに仮植えをする。
苗木の接ぎ木部分が土中に埋まるように覆土し、根と土が密着するように覆土し、乾燥しないようにワラなどで覆う。
図:仮植えの方法

【2】植え穴の準備

植え付ける場所を決めておき、植え付け1ヵ月前までに直径2m程度・深さ30cm程度の植え穴を掘り、必要に応じて苦土石灰・ようりん・完熟堆肥などと混ぜ、よくなじませておく。土壌条件によってはピートモス・パーライトを追加する。
図:植え穴の準備の方法

【3】苗木の準備

根についた余分な土は洗い流す。新根の発生をよくするため、根の傷んだ部分は健全な部分まで切り返す。

【4】植え付け方法

土がしまってくると沈み込むので盛土にして植え付けをする。根が交差しないように四方に広げ土を軽くかぶせ鎮圧する。踏み固めないようにする。
ポイント
  1. 必ず接ぎ木部分が地表に出るよう浅植えにする。
  2. 倒れないように支柱を立てて誘引する。
  3. 十分にかん水して、根と土の隙間をなくす。株元に稲ワラなどでマルチし、土壌の乾燥を防ぐとともに、雑草の発生を防ぐ。

【5】苗木の切り返し

切り返したすぐ下の芽から勢いの良い新芽が発生し、主枝候補枝となる。苗木の切り返し位置は将来の主幹の長さと、樹形に関係する。
モモは接ぎ木部から30cmの所から切り返す。
図:苗木の切り返し
サンのイラスト
サンからのアドバイス
接ぎ木部より下から出てくる芽は台木の芽なので見つけたら早めにかぎ取ろう。

【6】定食後の管理

若木の内はかん水をこまめにして、成長の具合を見ながら追肥なども行う。成長に伴って支柱に誘引した紐が苗木に食い込まないように注意する。
雑草なども成長の邪魔になるので取り除くようにする。
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