家庭菜園
野菜 広報誌「晴ればれ」2022年7月号掲載
セロリ
高温下での昇温防止による適切な育苗管理が必要です。良質な堆肥と肥料を施したほ場づくりをしましょう。
植え付け後の入念なかん水管理と肥切れさせない追肥が必要です。高温・乾燥期には寒冷紗などで遮光し、昇温を防ぎましょう。
植え付け後の入念なかん水管理と肥切れさせない追肥が必要です。高温・乾燥期には寒冷紗などで遮光し、昇温を防ぎましょう。
山砥 健
岡山西広域営農経済センター
岡山西広域営農経済センター
発芽適温
18〜20℃
生育適温
15〜22℃
栽培スケジュール
1.苗づくり
3~5㎝間隔にまき溝をつけ、種をすじまきする。
細かい目のふるいで薄く覆土する。
細かい目のふるいで薄く覆土する。
苗床には昇温を防ぐため、寒冷紗などを掛ける。
本葉2~3枚のころ苗床に移植するか、ポットに鉢上げして、入念に水やりする。
苗床で育てた苗
鉢に上げて育てた苗
いずれも本葉7〜8枚の大きな健苗に育ててから植え付ける。
ソラからのアドバイス
種子が隠れる程度に覆土し、乾燥を防ぐため、ぬれ新聞紙などで覆うようにしよう。発芽したら被覆資材は早めに取り除こうね。降雨などにより土壌水分が多くなると病気が多発するので、ハウスなどの施設内で育苗しよう。
2.畑の準備
早めに堆肥・苦土石灰を施して20〜25㎝の深さによく耕す。
1㎡あたりの量
堆肥
4㎏
4㎏
苦土石灰
150〜200g
150〜200g
3.基肥・畝立て
化成肥料を畝全面に施して、土とよく混和する。
排水を良くするため、やや高めの畝をつくる。
排水を良くするため、やや高めの畝をつくる。
1㎡あたりの量
(1)
野菜の肥料
200g
野菜の肥料
200g
4.植え付け
苗が本葉7〜8枚になったころ植え付ける。
植え付けたら株の周りにたっぷりかん水する。
植え付け後は、畝全面に敷きワラをし、水分不足にならないよう気をつける。セロリは、ほかの野菜よりも水分をかなり多く必要とする。
植え付け後は、畝全面に敷きワラをし、水分不足にならないよう気をつける。セロリは、ほかの野菜よりも水分をかなり多く必要とする。
5.追肥
植え付け後、15〜20日おきに生育状況を見ながら施す。
1㎡あたりの量
(2)
化成肥料14-14-14
50g
化成肥料14-14-14
50g
1回目は株間に、2回目以降は畝の両側に施し、土と混ぜながら畝に上げる。
最終の追肥は収穫20日前までにする。
最終の追肥は収穫20日前までにする。
セロリは、ほかの野菜と比べて比較的多肥を好む。栽培期間が長いため基肥と追肥を施し、肥切れさせないのがポイント。黒色ポリフィルムマルチを利用する時は、施肥量を70%程度にして全量基肥とする。芯腐れ症を防ぐため、苦土石灰を施用する。
6.株の管理
植え付け後30〜40日後(本葉14〜15枚)くらいから、株元から発生するわき芽と黄化した下葉を順次摘み取る。
7.病害虫防除と生理障害対策
ヨトウムシ類・アブラムシなどの害虫は早期発見に努め、遅れずに薬剤散布して防ぐことが大切。
生育最盛期に若い葉の縁が黒変したり、枯死したりすることがある。これは石灰欠乏で起こる生理障害(芯腐れ症)で、乾燥・高温・多肥・急激な生育などによる。
生育最盛期に若い葉の縁が黒変したり、枯死したりすることがある。これは石灰欠乏で起こる生理障害(芯腐れ症)で、乾燥・高温・多肥・急激な生育などによる。
農薬の使用にあたってはラベルをよく確認し、使用した記録を残しておきましょう。
詳しくはお近くのJAにお尋ねください。
詳しくはお近くのJAにお尋ねください。
8.収穫
植え付け後、約70〜90日で収穫できる。芯葉が立ち上がり、葉の生育が旺盛になったころ、大きくなった株から外葉をかきとるか、株ごと収穫する。
おすすめ資材
(1)JA晴れの国岡山 オリジナル野菜の肥料
窒素・リン酸・カリに加え、微量要素をバランスよく配合し、野菜の元肥・追肥に幅広く使えます。
(2)化成肥料 14-14-14
野菜・果樹・花など幅広く使えます。高成分なので少量投入で経済的です。
晴ればれレシピ
セルリーのレシピ
「晴ればれレシピ」のページでは、晴れの国岡山の旬の食材を使ったレシピを紹介しています!
直売所で新鮮な農産物を選んで、ぜひ、旬の味覚をおいしくいただいてください!
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