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暑さを乗り切り育ったブロッコリーを収穫する岡本さんの写真

津山ブロッコリー部会
岡本おかもと 俊則としのりさん(67)

津山ブロッコリー部会
岡本おかもと 俊則としのりさん(67)

野菜

毎年が挑戦 ブロッコリーにとことん向き合う

 ブロッコリーの県内有数の産地、津山市で収穫の最盛期を迎えています。当地のブロッコリーは太い茎と大きならい、抜群の鮮度が特長です。栄養を運ぶ茎が太いほど味がよく、こんもりとした美しいドーム状に仕上がります。そのインパクトある大きさが目をひき、厳しい選別による品質の高さで市場からの信頼を得ています。
 岡本俊則さんは、25アールでブロッコリーを栽培しています。水田1枚の面積が小さく水稲の規模拡大がしにくいため経営の柱として野菜づくりを選択。JAからの勧めで9年前からブロッコリーに取り組んでいます。

品種を組み合わせ

 5品種を順次植え付け、10月から翌年2月まで長期間にわたって出荷できる体系を確立。労力の分散に加え、価格変動の影響を受けにくく、最終的に安定した収入につながります。「今年最初に植え付けた株は、異常気象などで思うような生育ではなかったため、今年は特にリスク回避に効果があった」と話します。

管理を徹底

 毎日のようにほ場を訪れ、観察を欠かしません。茎が太く、大きなブロッコリーを目指し、肥料設計やかん水、中耕や除草などの管理を徹底。「害虫の卵を見つけるのが1日遅れただけで被害が拡大する。毎日の観察が大切。よいブロッコリーを作ることが産地の信頼につながる」と力を込めます。
 店頭へ並ぶまでの時間をなるべく短くしようと、夕方暗くなる寸前に収穫し、鮮度が落ちないよう、その日のうちに選果場の冷蔵庫へ保管。乾燥防止のため濡らした新聞紙をコンテナに敷き、適度な湿度を保ちます。翌日の選果と調製を経て市場へと送り届けます。
 「毎年が挑戦。今年もよいブロッコリーができたと思えたら来年に向けてのモチベーションになる」と話し、「できるだけ効果的な方法を探り、消費者に選ばれるような、新鮮でおいしいブロッコリーを作りたい」と意欲を燃やします。
ブロッコリーの写真

ブロッコリー

2026年度から「指定野菜」に追加されることが決まったブロッコリー。全国的にも作付面積、出荷量が増加し、日本の食卓になくてはならない野菜の一つとして、産地拡大やこれからの需要増に期待がかかります。県内では津山市や笠岡市で栽培が盛んで、温暖な県南と、冷涼な県北、それぞれの地域性をいかした良質なブロッコリーの生産に取り組んでいます。

空から望む - 津山市池ヶ原(地区を横切る姫新線に見守られすくすく育つブロッコリー)

津山市池ヶ原(地区を横切る姫新線に見守られすくすく育つブロッコリー)
草間営農経済センターの写真

津山東支店

 今年2月に支店が統廃合され、新しい支店として生まれ変わりました。管内では、津山小麦・シャインマスカット・ピオーネ・ブロッコリーなど数多くの農産物が作られています。
 また、国の重要有形民俗文化財に指定されている田熊の舞台(農村歌舞伎舞台)や、映画「男はつらいよ」の撮影場所にもなった美作滝尾駅などがあります。旧正月には福力荒神社大祭が行われ、多くの人で賑わいます。
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羅生門の写真

福力ふくりきこう神社じんじゃ

 江戸時代の津山藩主、もり忠政ただまさ公の娘の安産や、家臣がマムシにかまれた際に祈願したところ霊験があったことから、安産とマムシ除けの神様として広く知られています。旧正月1〜3日の大祭に参詣すれば家族全員が1年間マムシの被害に遭わないとされ、3日間で近隣や県外から約10数万人もの参拝客が訪れます。大祭期間中は、参道に食べ物や植木、農機具などの店が立ち並び賑わいます。
晴ればれレシピ

ブロッコリーのレシピ

「晴ればれレシピ」のページでは、晴れの国岡山の旬の食材を使ったレシピを紹介しています!
直売所で新鮮な農産物を選んで、ぜひ、旬の味覚をおいしくいただいてください!
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