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家庭菜園

野菜 広報誌「晴ればれ」2025年4月号掲載

夏秋ナス 長い期間収穫を楽しむ

種まき:4月下旬~6月上旬
(遅霜の心配がなく、最低気温10度以上、最低地温15度以上になった頃)
収 穫:6~10月
ナスのふるさとは、日照量が多く高温のインド。
夏の酷暑でも適切な管理を行えば、夏から秋まで長く収穫を楽しめます。
新見アグリセンター 藤井 俊仁の写真
びほく基幹アグリセンター
丹正たんじょう 裕文ひろふみ係長

1.畑の準備

植え付けの1週間前に元肥を施し、畝を作ります。
1株あたり
完熟堆肥
210〜280g
油かす 120g
野菜いちばん(10-8-10)
30g
ポイント
  • 排水や日当たりがよく、ナス科の作物を3~4年栽培していない場所がおすすめです。
  • 畝幅を確保しましょう(しっかり根を張らせることができます)。
  • 植え付け7~10日前に黒色ポリフィルムマルチで覆い、十分に地温を確保しましょう(植え付け後、苗の根の伸張がよくなります)。

2.植え付け

植え付け適期は1番花の開花直前です。鉢土を壊さないように植え付け1~2時間前にたっぷりかん水します。植え付け時に殺虫剤の粒剤を植穴土壌に混和します。

3.誘引・整枝

植え付けと同時に仮支柱を斜めに立て、株を支えます。1番花の下から出る側枝と2番果の下から出る側枝を残し、他はかき取り3本立てにします。その後1m以上の支柱2・3本を交差させて固定します。

4.追肥とかん水

1回目
1番果の収穫時期に穴肥で施します。
※穴肥:株元から少し離れた場所に、棒などで深さ10〜15cm程度の穴をあけ施肥する方法
2回目以降
10〜14日おきに1回、草勢に応じて1回目と同量を施します。十分なかん水でみずみずしいナスに仕上がります。特に高温乾燥期は毎日かん水します。

5.高温乾燥対策

梅雨明け直前に黒マルチを除去しワラまたはシルバーマルチで地温上昇や乾燥を抑制します。

6.収穫

最初にできた実は、草勢が弱ければ早めに収穫しましょう。側枝は花の上1枚の葉を残して早めに摘心し、収穫時に側枝の基の葉1枚目まで切り戻します。これを繰り返します。

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化成肥料14-14-14
化成肥料14-14-14の写真
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びほく基幹アグリセンター

〒716-0045 岡山県高梁市中原町1383
TEL 0866-22-4553
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