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家庭菜園

野菜 広報誌「晴ればれ」2023年3月号掲載

カリフラワー 花蕾を食べる淡色野菜

花蕾の発育適温は10〜15度。高温になるとつぼみが不ぞろいになりやすいので、夏まきして秋冬どりを狙うのが最良です。草勢が弱く、病害虫もつきやすいのでしっかりした苗を育てます。
蒜山総合センター 長綱 宏明の写真
津山広域営農経済センター
津山西部アグリセンター課長
木下 亮介
栽培スケジュール
栽培スケジュール

1.苗づくり

ポットの場合
直径7.5〜9cmのポリポットを使い、1ポット当たり4〜5粒をまく。厚さ2〜3mmに丁寧に覆土する。
図:苗づくり(ポットの場合)
子葉展開時に密生部を間引き、本葉2~3枚で1株に間引き、本葉5~6枚まで育てる。
セルトレイの場合
図:苗づくり(セルトレイの場合)
1穴2粒まき、間引いて本葉3~4枚まで育てる。
サンのイラスト
サンからのアドバイス
苗床やトレイの上に播種直後から防虫ネットや寒冷紗をかけて管理すると、害虫の飛来を抑制することができるよ。そうすれば害虫だけでなく、それに伴う病害も減らす効果があり、殺虫剤や殺菌剤の使用を少しでも減らすことができるよ!

2.畑の準備

植え付けの2週間前までに苦土石灰「苦土セルカ2号」をまいて深く耕しておく。
植えつけ1週間前に畝を作る。
1㎡あたりの量
(1)
苦土セルカ2号
100g
溝1mあたりの量
堆肥
2㎏
(2)
野菜の肥料
150g
図:畑の準備

3.植え付け

本葉5~6枚の頃、株間40~45cm程度に植え付ける。植え傷みが起こらないように、植え穴には十分水を注いでおく。
図:植え付け

4.追肥

1回目
植え付けから約20日後に畝の片側に化成肥料をまいて土寄せする。
畝の長さ1mあたりの量
(3)
化成肥料14-14-14
50g
2回目
1回目の約20日後に畝の反対側に同量を施用する。
畝の長さ1mあたりの量
(3)
化成肥料14-14-14
50g
図:追肥
ソラのイラスト
ソラからのアドバイス

肥切れさせずに育てることが大切。
とくに小さな花蕾が見え始めた頃から、肥大期に肥効が現れるよう、追肥を入念にしよう!

5.収穫

サンのイラスト
サンからのアドバイス
花蕾が見えたら、花蕾に日焼けや汚れが付かないように、外葉の1~2枚を内側に折って花蕾に載せよう。
図:収穫1
花蕾が12cm以上の大きさになり、つぼみの表面が緻密なうちに外葉を6~7枚付けて切り取る。
図:収穫2
ポイント
高温期は収穫適期が短いので、時期を逃さないように注意する。花蕾を触って柔らかく感じるようだと収穫遅れ。収穫適期は花蕾が葉の間から2/3程度見えるときで、目安は花蕾が見え始めて早生で15日程度、中生で30日程度。

おすすめ資材

(1)苦土セルカ2号

苦土セルカ2号の写真
カキ殻を主原料とした有機質石灰でカルシウムのほか微量要素を含み、作物に大切な苦土を配合した土にやさしい肥料です。
(2)JA晴れの国岡山 オリジナル野菜の肥料
JA晴れの国岡山 オリジナル野菜の写真
窒素・リン酸・カリに加え、微量要素をバランスよく配合し、野菜の元肥・追肥に幅広く使えます。
(3)化成肥料 14-14-14

化成肥料 14-14-14の写真
野菜・果樹・花など幅広く使えます。高成分なので少量投入で経済的です。
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津山広域営農経済センター

〒708-0862 岡山県津山市横山128
TEL 0868-22-8079
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