家庭菜園
野菜 広報誌「晴ればれ」2022年11月号掲載
ソラマメ
発芽適温は15~25℃で、冷涼な気候を好みますが、冬までに大きく育ちすぎると寒害に遭いやすくなります。また、発芽には酸素と水分を多く必要とします。
西本 拓也
びほく広域営農経済センター
販売課 主任
びほく広域営農経済センター
販売課 主任
栽培スケジュール
ほ場準備
土づくりは植え付けの2週間前まで、1㎡あたり完熟堆肥2kg・セルカ150g・苦土重焼燐20gを入れて耕起する。
1.育苗
播種した後、鳥害が多いので育苗してから植え付けするほうがよい。
発芽の仕方
深くまきすぎないこと。
2.植え付け
大きくなってから植え付けると活着が悪くなるので、本葉2枚ぐらいになったら植え付ける。
1㎡あたりの量
(1)
野菜の肥料
90g
野菜の肥料
90g
ソラからのアドバイス
幼苗(本葉5枚まで)は寒さに強いけど、越冬時に大きく育った株は耐寒性が弱くなるので、無理な早まきはしないようにしよう。適期に播種したものでも、直接霜にあたると傷みやすくなるから、寒さが厳しくなる12月下旬までにトンネル支柱に不織布や寒冷紗をかけると防寒対策になるよ。
3.追肥と土寄せ
1回目
開花始め頃
開花始め頃
1㎡あたりの量
(2)
化成肥料14-14-14
10g
化成肥料14-14-14
10g
2回目
サヤの肥大期
サヤの肥大期
第1回目と同量。
1回目の追肥の後、株元へ土を寄せて倒れないようにする。
1回目の追肥の後、株元へ土を寄せて倒れないようにする。
- 茎が伸びすぎて倒れそうになったら、先端の茎葉20㎝を切り取る。新芽につきやすいアブラムシを軽減させる効果もある。
- 茎が外側に向かって開き、株元まで日光が当たるように株元まで土を入れておく。
4.整枝と誘引
通常1株から10〜15本の側枝が伸びてくる。
草丈が50〜60㎝に伸びてきたら、太い枝を残して6〜7本に整理する。
株が大きく広がるのを防ぐため、株から少し離して四隅に支柱を立て、ひもで周囲を囲む。
草丈が50〜60㎝に伸びてきたら、太い枝を残して6〜7本に整理する。
サンからのアドバイス
シルバーテープを使えば、アブラムシ対策にもなるよ。
シルバーテープを使えば、アブラムシ対策にもなるよ。
5.収穫
収穫適期
サヤを触って大きな豆が確認できたらハサミで摘みとる。
試し割りをしてみて、オハグロの部分が黒くなる前が収穫適期。
おすすめ資材
(1)JA晴れの国岡山 オリジナル野菜の肥料
窒素・リン酸・カリに加え、微量要素をバランスよく配合し、野菜の元肥・追肥に幅広く使えます。
(2)化成肥料 14-14-14
野菜・果樹・花など幅広く使えます。高成分なので少量投入で経済的です。
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