家庭菜園
野菜 広報誌「晴ればれ」2022年1月号掲載
白ネギ
暑さ・寒さに強く、乾燥にも耐える育てやすい野菜です。根は湿害に弱く、深い溝を作って植えるので、雨後は根本に水がたまらないよう排水に注意します。
額田 高臣
岡山東広域営農経済センター
岡山東広域営農経済センター
栽培スケジュール
1.苗作り
石灰と完熟堆肥をばらまいて、15〜20㎝の深さに耕し、くわ幅の浅い溝を作る。
種は溝の全面に1〜2cm間隔になるようにばらまきし、覆土は1cm程度にする。
2〜3回間引いて、本葉3〜4枚までに株間2〜3cm程度にする。
鉛筆よりやや太いぐらいの苗に仕上げ、30〜40cmくらいに育ったら苗の完成。
種は溝の全面に1〜2cm間隔になるようにばらまきし、覆土は1cm程度にする。
2〜3回間引いて、本葉3〜4枚までに株間2〜3cm程度にする。
鉛筆よりやや太いぐらいの苗に仕上げ、30〜40cmくらいに育ったら苗の完成。
1㎡あたりの量
堆肥
280〜350g
280〜350g
石灰
100〜150g
100〜150g
(1)
化成肥料「野菜の肥料」
100g
化成肥料「野菜の肥料」
100g
セルトレイ(200穴)
育苗ハウスを利用して冬~早春まきで苗を育てるときには、セルトレイが便利。
ソラからのアドバイス
生育の揃いが苗質に大きく影響するため、温度管理(高温・低温)、かん水管理(過湿・過乾燥)に注意しよう。セルトレイやチェーンポットの育苗では、草丈20~25cmの頃ハサミなどで15㎝程度の高さに切り揃え、再び20cmに伸びたころ再度刈り込むと、がっちりとした苗に仕上がるよ。
2.植え付け
春まきでは5〜6月が植え付け期。耕した直後では植え溝が崩れるので、平らにならした後、しばらくして溝を掘る。
苗は5㎝間隔に溝に並べて立て、根元に少し土を掛け、その上に腐葉土を5〜10㎝の厚さに入れる。このときには化成肥料は与えず、もっぱら新根の発生を促す。
3.追肥・土寄せ
植え付け1ヵ月目からひと月ごとに3~4回、追肥をして土寄せする。
溝の長さ1mあたりの量
(2)
化成肥料14‐14‐14
60g
化成肥料14‐14‐14
60g
油粕
200g
200g
1回目
2回目
サンからのアドバイス
全体的には追肥の重点は前半期に、土寄せは後半にし、長い軟白部ができるようにしよう。
全体的には追肥の重点は前半期に、土寄せは後半にし、長い軟白部ができるようにしよう。
4.収穫
最後の土寄せから1ヵ月程度で収穫できる。
病害虫防除
秋になると、さび病などが発生しやすいので薬剤散布する。
JAに相談して病状や品目に応じた適切な薬剤を選び、必ず商品のラベルや説明書に従い、適正に使う。
見分け方
おすすめ資材
(1)JA晴れの国岡山
オリジナル野菜の肥料
オリジナル野菜の肥料
窒素・リン酸・カリに加え、微量要素をバランスよく配合し、野菜の元肥・追肥に幅広く使えます。
(2)化成肥料14-14-14
野菜・果樹・花など幅広く使えます。高成分なので少量投入で経済的です。
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JA晴れの国岡山 岡山東広域営農経済センター 〒709-0876 岡山県岡山市東区瀬戸町光明谷195 TEL 086-908-0614 |
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