家庭菜園
エンドウ
岡山東広域営農経済センター
- 連作を避ける
- まきどきを誤らない
- 冬に株が風で振り回されるのを防ぐ
- 伸び出したつるがよく絡み付くようしっかりした支柱を立てる
1.畑の準備
野菜の中でも特に連作を嫌う性質がある。4~5年はエンドウを作ったことのない畑を選ぶ。深根性なので、土は深く耕す。
1㎡あたり
100g
1㎡あたり
3kg
2.畝立て
(1)
野菜の肥料
1㎡あたり30g
多湿を嫌うので畝を高めにして排水をよくしよう!
3.種まき・苗づくり
発芽・稚苗時の鳥害を避けたい時、畑の準備が間に合わない時などは苗づくりをする。
1ヵ所に4〜5粒ずつ種をまく(深くまきすぎると発芽不良や生育初期で根腐れを起こしやすい)
本葉2枚程度の苗が最も耐寒性に優れ、生育が進むほど弱まってくるよ。早まきして生育が早いと寒さに耐えられない状態で冬を迎えてしまうから、注意してね!
4.追肥
肥料は多くは必要ないので、前作に野菜を育てた畑なら、越冬前に畝に沿って軽く溝を作る。
第1回
開花始めの頃、マルチをめくって、畝の片側に肥料をまき、土と混ぜ合わせながら畝を形づくる。
(2)
化成肥料
14-14-14
1株あたり30g
開花期の水分不足は、サヤや豆の大きさなど品質低下につながるので、乾燥させないようしっかりかん水をしてね!
第2回
本支柱を立てた後に畝の反対側に同量を施し、土を盛り上げて畝を形作る程度で足りる。
(2)
化成肥料
14-14-14
1株あたり30g
5.支柱立て・誘引
茎葉が柔らかく、越冬中に株が風に振り回され、茎が折れたり枯死したりしやすい。草丈が15〜20㎝に伸びたら短い支柱を交差させて立て、株を固定したり、畝に沿って稲わらを半折りにし下のほうを土に埋め、簡易の風よけを作ったり、べた掛け資材で覆って寒風から守る。
直立状態では風に振り回されてしまう。折れやすいので竹で押さえておく
越冬草丈が20〜25㎝ぐらいになる頃には、巻きひげも出るので早めに支柱を立て、これに絡ませるよう、つるを誘引する。
生育盛期の姿
支柱材は、細枝がたくさんつく笹や小枝がよく付いた木の枝が最適!
手に入らない場合は、木のくいに竹を横に渡し、所々に稲わらをつるす方法があるよ。それもなければ果樹用の支柱材(網目15㎝)を取り付けるなど、いろいろ工夫してみてね!
6.害虫防除
生育初期はアブラムシの害が問題になる。畝面にマルチや、シルバーテープを用いるなどの方法で飛来を防ぐ。つるが発生する前には、防虫ネットでトンネルをすることも有効。
栽培中期以降のうどんこ病に対しては、畝の水はけをよくし、こまめな枝整理や発病葉を早めに取り除き、防除する。
うどんこ病による被害
5~6月頃、豆類の代表的な害虫ハモグリバエ幼虫の被害が増える。食害発生時に殺虫剤を散布して防ぐ。
ハモグリバエによる被害
7.収穫
タイプにより収穫適期は異なるため、実際にサヤをむいて実の充実度を確認するとよい。こまめにチェックして収穫する。
子実が膨らみ始めた頃。
子実が太ってきた頃、サヤがみずみずしいうちに。
子実が大きく膨らみ、サヤの表面にしわができた頃。
本来のおいしさを存分に味わうためにも、適期収穫を心がける。収穫したものは、できるだけその日のうちに食べるのがおすすめ。収穫が遅れるとサヤやマメがかたくなり、甘味も落ちて食味が低下する。
おすすめ資材
オリジナル野菜の肥料
- サヤエンドウ/サヤの緑が濃く、実が感じられないほど薄い。
- スナップエンドウ/サヤと大きな実を歯切れよく食べる。
- グリーンピース/実エンドウの中でも色が濃く未成熟の実を食べる。
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