家庭菜園
野菜 広報誌「晴ればれ」2020年10月号掲載
タマネギ
品種の特性に合った種まきの時期に留意します。極早生種と晩生種では20日ぐらい適期の違いがあり、晩生種を早くまきすぎると春になってとう立ちが多くなります。連作できるので家庭菜園に役立ちます。
河野 隆道
倉敷かさや広域営農経済センター
倉敷かさや広域営農経済センター
植え付け時期
- 秋まき栽培/10月中旬~1月中旬に苗を植える
- 冬どり栽培/早生品種を用い、早春に種まきして直径
2.5㎝程度に肥大した小球を掘り取って貯蔵し、秋に植え付けて冬または春に収穫する
1.畑の準備
植え付け2週間前に15㎝ぐらいの深さに耕し込む
使うのはコレ!
(1)
「野菜の肥料」
10㎡あたり
1.5㎏
(1)
「野菜の肥料」
10㎡あたり
1.5㎏
石灰
10㎡あたり
1~2㎏
10㎡あたり
1~2㎏
堆肥
10㎡あたり
20~30㎏
10㎡あたり
20~30㎏
元肥え
使うのはコレ!
(1)
「野菜の肥料」
10㎡あたり
1.5㎏
(1)
「野菜の肥料」
10㎡あたり
1.5㎏
2.植え付け
ソラからのアドバイス
秋まき栽培では、厳寒期の前に活着(=根付かせること)させなければならないんだ。 そのためには、1日の平均気温が5℃に低下する1か月前が植え付け期となるから、寒冷地ほど早く植え付けよう。 土が乾燥すれば、暖かい日の午前中にたっぷりかん水してね。 タマネギの根は、根系が浅いので乾燥に弱く、水不足だと球の肥大が悪くなるから注意してね!
秋まき栽培では、厳寒期の前に活着(=根付かせること)させなければならないんだ。 そのためには、1日の平均気温が5℃に低下する1か月前が植え付け期となるから、寒冷地ほど早く植え付けよう。 土が乾燥すれば、暖かい日の午前中にたっぷりかん水してね。 タマネギの根は、根系が浅いので乾燥に弱く、水不足だと球の肥大が悪くなるから注意してね!
植え付け適期の苗
株元の直径が10㎜以上の苗はとう立ちしやすい。
植え付けの深さは2.5㎝程度。これより浅いと、冬季に土が凍結することで、苗が浮き上がり、根が切れたり乾燥したりして枯死する。逆に深いと球の肥大が劣る。
葉の分岐点が埋まらないようにする。
冬季に霜柱によって苗が浮き上がったり、冬季から春先にかけて土が乾燥したりして、生育が劣ることがあるので、植え付け後、切りわらまたは堆肥を条間や株間に散布する。これでも土が乾燥すれば、暖かい日の午前中にたっぷりかん水する。
3.追肥
極早生・早生種の場合
1回目 12月下旬~1月上旬
止め肥 2月上旬
使うのはコレ!
(2)
化成肥料
14‐14‐14
10㎡あたり
1.5㎏
(2)
化成肥料
14‐14‐14
10㎡あたり
1.5㎏
1月の追肥は根張りを促進して耐寒性や葉数分化を図り、肥効を高めてとう立ちを抑える効果もある。
4.病害虫防除
4月中旬から5月上旬に曇雨天が続くと、べと病が多発します。葉に楕円形から不正型の黄色病斑を形成し、病斑部から折れて垂れ下がります。冬期に病気にかかっている株を抜き取り、3月中に予防殺菌剤を散布しましょう。
タマネギべと病の全身感染/写真提供=岡山県病害虫防除所
畑をよく観察し、胞子が出ているようであれば、べと病に効果がある殺菌剤で徹底して防除する。
使うのは(3)
JAに相談して病状に応じた適切な薬剤を選び、必ず商品のラベルや説明書に従い、適正に使う。
5.収穫
倒伏後1週間(首がやわらかくなった頃)を目安に、晴天の日を見計らって収穫する。
1~2日天日干しした後、雨の当たらない場所でつり貯蔵やコンテナ貯蔵により保管
楽しみ方・食べ方のコツ
切る前に冷蔵庫で冷やしておくと、硫化アリルの揮発が減り、目への刺激が少なく涙が出にくくなる
おすすめ資材
(1)新発売 JA晴れの国岡山
オリジナル野菜の肥料
オリジナル野菜の肥料
窒素・リン酸、加里に加え、微量要素をバランスよく配合し、野菜の元肥え・追肥に幅広く使えます。
(2)化成肥料14-14-14
高成分なので少量投入で経済的。作物に早く作用し、品質アップ、増収が期待できます。
(3)ダコニール1000、プロポーズ顆粒水和剤、ランマンフロアブル、リドミルゴールドMZ
穴あき黒色マルチ
生育促進、雑草防除に役立つ
生育促進、雑草防除に役立つ
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JA晴れの国岡山 倉敷かさや広域営農経済センター 〒710-0807 岡山県倉敷市西阿知町1040-5 TEL 086-460-4615 |
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