農業応援隊!晴れびとHarebito
船穂町花き部会
中原 沙織さん(40)
船穂町花き部会
中原 沙織さん(40)
花卉
産地をもっとPRしたい 思い込めスイートピー栽培
全国有数のスイートピー産地である倉敷市船穂町。高梁川と瀬戸内海を望む南向きの傾斜面は、日当たり・水はけ・風通しのよさがそろっています。船穂町花き部会の中原沙織さんは、家族とともにハウス7棟、約23アールで約2万3千株のスイートピーを栽培し、4年目を迎えました。
プログラマーの経験をいかす
前職はプログラマーとして会社に勤めていました。以前から農業に興味があり、就農説明会などに参加する中で、近所の農家が栽培をやめる話を聞き、その農地や施設を借りて、とんとん拍子に就農することができました。
昨年8月には、出荷量を増やして産地を盛り上げようとハウスを新設しました。環境計測機器を導入し、ハウス内の温度・湿度・日射量などのデータを定期的にスマートフォンで確認。生育不良などの要因を数値で知ることができ、暑さ対策など気候変動に対応する肥培管理に役立てています。それを部会のメンバーらと共有することで、地域全体の栽培技術の向上につなげています。
昨年8月には、出荷量を増やして産地を盛り上げようとハウスを新設しました。環境計測機器を導入し、ハウス内の温度・湿度・日射量などのデータを定期的にスマートフォンで確認。生育不良などの要因を数値で知ることができ、暑さ対策など気候変動に対応する肥培管理に役立てています。それを部会のメンバーらと共有することで、地域全体の栽培技術の向上につなげています。
環境計測機器からのデータをスマートフォンで確認
すべて手作業
9月に種をまき、脇芽取りやつるの手入れなどを定期的にしています。花の咲き具合を確かめながら、一本一本を手作業で収穫。花持ちをよくするため延命剤を施すなど品質管理を徹底しています。
取り扱う色は基本の白やピンクなど、20種以上。人工的に色を作り出す「染めスイートピー」は、染め液の入った容器に茎をつけて色をしみ込ませ、翌日朝に出荷します。種類ごとに染める時間を管理し、色味に注意しながら花びらを傷つけないよう選別・出荷作業を行います。昨年11月から始めた出荷は2月から3月にかけて最盛期を迎えます。
取り扱う色は基本の白やピンクなど、20種以上。人工的に色を作り出す「染めスイートピー」は、染め液の入った容器に茎をつけて色をしみ込ませ、翌日朝に出荷します。種類ごとに染める時間を管理し、色味に注意しながら花びらを傷つけないよう選別・出荷作業を行います。昨年11月から始めた出荷は2月から3月にかけて最盛期を迎えます。
船穂のスイートピーを盛り上げたい
「すべて手作業で大変だが、やりがいがある」と話し、「産地を多くの人に知ってもらいたい。イベントなどを企画して、産地が盛り上がるよう貢献していきたい」と意気込みます。
スイートピー
チョウが今にもひらひらと飛び立ちそうな形の花弁と甘い香りが特長です。「門出」「旅立ち」を象徴する花として人気です。倉敷市船穂町は全国有数の生産量を誇っています。オリジナル品種を中心に約80品種のバリエーションがあります。1月27日は「い〜ふなお(良い船穂)」の語呂合わせで「船穂スイートピー記念日」として制定されています。空から望む - 倉敷市船穂町(中央左の小高い山の斜面にスイートピーやブドウを栽培するハウスを望む)
船穂フルーツフラワーセンター
高梁川西側に位置する倉敷市船穂町にある船穂フルーツフラワーセンターは、その名前のとおり、マスカット・オブ・アレキサンドリアやシャインマスカットをはじめとする果物と、冬はスイートピーの出荷場として年中稼働しています。管内では、金時ニンジンなどの野菜も作られており、それらを販売する船穂直売所を敷地内に併設しています。
≫船穂フルーツフラワーセンターについてはこちら
ふなおワイナリー
マスカットの郷、倉敷市船穂町で、原料のマスカット・オブ・アレキサンドリアにこだわり、栽培から醸造、販売までを一貫して行っています。また少人数から団体まで、ブドウ農園やワイン醸造所の見学(無料)を受け入れており、ワインのテイスティングも可能です。気に入ったものは店内の売店で購入できます。マスカットのジャムを贅沢にトッピングした限定ソフトクリームも人気です。【問い合わせ】
ふなおワイナリー:TEL 086-552-9789
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