農業応援隊!晴れびとHarebito
日生町みかん生産組合 代表
川辺 厚史さん(75)
日生町みかん生産組合 代表
川辺 厚史さん(75)
果物
潮風と太陽で育む 島で味わう甘いミカン
備前市日生諸島でのミカン栽培は、瀬戸内の潮風と温暖な気候をいかし、1956年頃から始まりました。2015年には本土と島をつなぐ「備前♡日生大橋」が開通。交通の便がよくなり、島にはミカンと景観を楽しみに多くの観光客が訪れるようになりました。
日生町みかん生産組合の代表、川辺厚史さん(75)は親の後を継ぎ、2代目園主として約50年にわたって島のミカンを守り続けています。
日生町みかん生産組合の代表、川辺厚史さん(75)は親の後を継ぎ、2代目園主として約50年にわたって島のミカンを守り続けています。
日生ミカンの魅力は
瀬戸内の潮風と太陽を浴びて育った、濃厚な甘味が特長です。今年は夏の暑さが長引いた影響で出荷初めは色づきに遅れがありましたが、糖度は高く、どんどん甘くおいしくなっています。
12月上旬までミカン狩りも受け入れ、県内だけでなく、関西や山陰などからも多くの観光客を迎えます。ミカンと海を望む景観にリピーターも多くいます。
12月上旬までミカン狩りも受け入れ、県内だけでなく、関西や山陰などからも多くの観光客を迎えます。ミカンと海を望む景観にリピーターも多くいます。
おいしいミカンを作るために工夫していることは
11月に最盛期を迎える「宮川早生」のほか「日南1号」「興津早生」を主力に約400本を栽培しています。年間を通して病害虫対策や枝管理に力を注ぎます。斜面を上り下りしながらの草刈りや防除は体力勝負です。せん定や間引きの作業もおいしいミカンを作るために欠かせない作業で、こまめに園地を見てまわり、枝や実に手を加えます。おいしいと喜んでもらうために
目前に広がる海や島をつなぐ橋、行き交う船を背景に、橙色に染まるミカンはとても美しいです。観光農園のミカン狩りは町とミカンの魅力をPRできる絶好の機会。「ここの農園がいい」「以前ここで食べたミカンがおいしかったから」と訪れてくださる方もおり、収穫期は1年の努力や苦労が報われます。 地元直売所「アグリびぜん」にも出荷し、季節を告げる地元特産として好評なことも励みになっています。日生の瀬戸内の恵みがつまった日生のミカン。多くの人に知ってもらい、味わってほしいです。
空から望む - 備前市日生町
瀬戸内海に面し、温暖な気候で晴れの日が多く、燦燦と日が降り注ぐ備前市日生町。牡蠣の養殖が盛んで、海には「牡蠣いかだ」が浮かぶ風景は日生らしい港町を写し出します。今回撮影に訪れたのは本土から橋でつながる鹿久居島。一帯の日生諸島では日当たりのよい斜面を活用し、昔からミカンづくりが営まれてきました。海を目の前に実が橙色に染まる景色は秋から冬の風物詩となっており、県内のみならず京阪神からの観光客も多い魅力あるスポットです。(写真:手前が鹿久居島。斜面に見えるのがミカン畑です。奥には本土の山並みを望みます)
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