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今年は好天に恵まれ、収量・品質ともに期待を寄せる

作州栗生産者
森本 五月さん(40)

作州栗生産者
森本 五月さん(40)

果物

甘くて小粒な作州栗 大きな特産品に育てたい

 古来より栗の栽培が盛んだった勝央町。約40年前に植えた中国栗が実を結び、県のオリジナル品種「岡山甘栗」を生み出しました。
 軽量で手がかからず、高齢者も取り組みやすいこと、高単価が期待できることから、JAは「作州栗®」の名で商標登録してブランド化し、栽培推進、販売に力を入れています。
 同町で土木・建設業、ミニライスセンターを営む森本五月さん(40)は「作州栗」を40アールで栽培。10月初旬、稲刈りのかたわら、収穫を始めました。

栗栽培を始めたきっかけは?

 JAの勧めで2014年に栽培を始めました。
 水が来るのが遅い田んぼに「作州栗」の苗木を植え付け。栗は湿害に弱いため、重機で畝を高く盛りました。ほ場の草刈りをこまめにすることで除草剤を使わず環境にやさしい農業にも取り組み、高品質な栗の出荷につなげています。

作州栗の特性は

 日本原産の栗よりも小粒で甘みが強いのが特長です。収穫してから約1ヵ月、低温で貯蔵することで追熟させ糖度を上げます。
 従来の栗と比べてほとんどの実がイガから落ちるので、取り出す手間が少なくてすむこと、イガの密度が高く、虫の被害を受けにくいことなどから、取り組む生産者が増えています。

おいしい食べ方は

 JAを通して業者に焼き栗用として出荷しています。自分の家でも機械を使って焼き栗を作っています。その味は格別です。
 4年前からは地元の小学校の児童を受け入れ、栗拾いと焼き栗の試食を実施。子どもたちに大人気です。

将来の展望は

 この先、水稲栽培が体力的にきつくなった時には栗を主体にしたいと考えています。年明けには新たに40アールの畑を整備し、100本の苗木を植える予定です。
 地産地消に貢献するため、まずは地元の人に食べてもらい、「作州栗」をもっと広めていきたいと思います。

空から望む - 勝田郡勝央町

勝田郡勝央町の写真
見事に整備された美しい水田が規則正しく並ぶ勝田郡勝央町。主食米のほか、発酵粗飼料(WCS)、黒大豆などの栽培で水田を有効に利用し、四季折々に、美しい農の風景を見せてくれます。写真中央に見える栗の木も早い品種から1つまた1つと実を落とし、深まる秋に彩りをそえています。
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