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蒜山に初夏が来た!ひるぜん大根出荷スタート!
古い歴史を持つ真庭市の特産ひるぜん大根の出荷が、6月1日から始まりました。初日には4戸の農家が早朝から収穫した5トンを選果場に持ち込み、選果員が水洗いやひげ根切りなどを行い、等級ごとの箱詰め作業に追われました。
ひるぜん大根の出荷は蒜山地区に初夏の訪れを告げる風物詩。火山灰を含む「黒ボク」で育った大根は、甘味と風味がよく、みずみずしさが特徴で、特に出始めのこの時期は、高品質なことで人気を集めています。
今年は12戸の農家が19ヘクタールで栽培。3月下旬に種をまき、春先の低温で生育の遅れを心配していましたが、その後適度な降雨と好天に恵まれ、ほぼ例年通りの出荷となりました。気温がやや低かったことがうまく影響し、品質、食味ともに上々の仕上がりとなりました。
JA晴れの国岡山蒜山大根部会協議会の井藤文仁会長(61)は、「新型コロナウイルスで楽しいことが少なかったが、出荷が始まって嬉しい。蒜山のおいしい空気の中で育った旬の大根を食べて元気になってもらいたい」と意気込みを話しました。
今シーズンは950トンを大阪、岡山、山陰の市場へ、寒締め栽培の「蒜山こだわり大根」の出荷が始まる11月下旬まで出荷する予定です。