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日生ミカン出番、瀬戸内海の潮風浴びて甘さ十分/
今年の出来を確認する生産者
JA晴れの国岡山岡山東統括本部管内で10月上旬からミカンの収穫が始まっています。
瀬戸内海に位置する備前市の日生諸島で栽培された「日生ミカン」は、潮風と海からの照り返しで、味が濃く甘いのが特徴。今季はサビダニなど害虫被害や高温、日照不足などの影響を受けましたが、栽培管理を徹底し、甘く大玉に仕上がりました。10月下旬以降からは気温の低下で色づきが進み、食味の上昇もします。
同統括本部と日生町みかん生産組合では10月14日、収穫を迎えたミカンの作柄調査を行いました。
生産者とJA、東備農業普及指導センター、(株)岡山丸果、備前観光協会の職員ら20人が参加。生産者の農園を巡回し、着果状況や管理の方法などを確認しました。
報告会では、東備農業普及指導センターが各ほ場を講評。今後の栽培管理についても説明し、「しっかりと管理を行い、環境に左右されない樹を作ってほしい」と呼びかけました。
同諸島では、瀬戸内の温暖な気候、降水量が少なく日当たりのよい斜面がミカン栽培に適していることから、1950年代半ばに栽培が始まりました。現在、同生産組合では8戸が6.5㌶で栽培。ほぼ全量を岡山の市場に出荷し、県内の学校給食に「地元の食材」として提供される他、JAの直売所「アグリびぜん」「百菜市場和気店」でも販売します。
出荷は11月に最盛期を迎え、12月頃まで続きます。観光農園としてミカン狩りをしているほ場もあり、県内をはじめ関西圏から大勢の人が訪れます。海を臨むミカン畑で、取れたて味わえると人気です。同生産組合の川辺厚史組合長は「日生に旬を味わいにきてほしい」とPRします。
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