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ピオーネ本番/阿新ぶどう部会
JA晴れの国岡山を代表するブドウ「ピオーネ」の出荷が9月下旬に最大のピークを迎えます。同JAは昨年の広域合併で「ピオーネ」は国内最大の産地となり、前年は出荷量3005㌧、34億3000万円を販売しました。今年も県南部から中北部に向けて8つの地区をつなぐ長期リレー出荷が順調に進みます。
9月8日には最後発となる新見地区で主力の露地物「ピオーネ」の出荷が始まりました。近年では最高の真っ黒な色づきに仕上がり、阿新ぶどう部会は過去最高となった前年超えの11億5000万円の販売を目標に掲げます。
中核を担う阿新ぶどう部会で、318人が88㌶で栽培。出荷初日の目ぞろえ会では、生産者が選別基準を確認し、品質の高位平準化に向けて気を引き締めました。7月下旬からの夜温が下がり、色づきが進みました。長雨の影響を懸念しましたが、粒張りが良く、濃厚で深い味わいが引き立っています。
ピーク時には日量35㌧を見込み、11月上旬まで東京、大阪、広島、岡山、姫路の各市場に1150㌧を出荷する計画です。中山正己部会長は「市場から黒系ブドウの引き合いは強い。安全・安心で美しいピオーネを届け、産地として揺るぎない地位と信頼を固めていきたい」と展望します。