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「連島れんこん」愛が止まらない若き農業女子/倉敷市
収穫期を迎え、JA晴れの国岡山の特産「連島れんこん」を守ろうと、女性農業者の浜田千誉さんが奮闘します。
男性でも重労働の掘り作業では、専用の鍬を巧みに使い、1本ずつ丁寧に掘り進めます。栽培だけだでなく、ホームページの立ち上げの検討やSNS(インターネット交流サイト)での連携など、若い世代にも「連島れんこん」のおいしさ・良さを広く知ってほしいと、積極的に活動を行っています。
生産者16人の中でも特に若い千誉さんは、父が経営する浜田農産で本格就農しておよそ2年半。両親や2人の兄の手ほどきを受けながら、専用重機も操れるまでに成長しました。
離農者から引き受けた農地含め約10㌶を家族で管理しながら、共に働く実習生のインドネシア人にも柔軟に対応し、生産現場の雰囲気を盛り上げます。兄で長男の勝正さんは「本人のやる気を感じ、みんなの士気が上がっている」と活躍を喜びます。
高校卒業時に「ここまで両親や先人が築き上げた特産をなくしたくない。今が私の転機でチャンス」と、ツアーガイドになる夢から一転、就農を決意。会社の経理を担う母を助けようと、専門学校で簿記など経理も学びました。
「連島れんこん」は8月上旬に収穫が始まりました。JA直売所福田青空市「すいれん」やスーパーなどの店頭に並び、来年5月まで販売します。色が白く、肉質がやわらかいと、特に需要がピークを迎える年末には、県内外からの引き合いが強まります。
特産を守ろうと、他産地との情報交換など積極的に活動する千誉さん。「父が築き上げてきた信用を兄弟3人で盤石にしていかなければならない」と、強い決意をみせます。
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