「直売所で生鮮食品や弁当、スイーツまで揃えば利便性が向上する」と、直売所でスイーツを販売する高梁市宇治町の妹尾優子さん。同市にある直売所、ＪＡ晴れの国岡山高梁グリーンセンターと神楽の里で、国産原材料にこだわったシフォンケーキ、プリンなどを販売しています。

卵は地元産にこだわり、イチゴなど旬の果物なども「甘さと酸味のバランスがスイーツに合う」と直売所に出荷されるものを積極的に使います。縦７㌢、横１２㌢、厚み５．５㌢にカットされたシフォンケーキは１２０円。人気のチョコチップ味のほか、紅茶、コーヒー、抹茶の定番の味に加え、ドライフルーツや黒糖など１１種類を揃えます。軽く、ふわふわ食感で「しっとりしていて、舌触りが虜になる」と多くのファンを持ちます。

新たにロールケーキをカットとホールで販売する予定です。通常ロールケーキのスポンジにはバターを使いますが、その良さを残しながらカロリーダウンにもなると、バターを使わないシフォンケーキの生地で作ります。さっぱりとした生クリームに、イチゴやキウイフルーツ、バナナなど季節の果物をふんだんに包み込みます。

友人への手土産に作ったプリンの味に感動し、スイーツの販売を始めた妹尾さん。きっかけとなったプリン（１５０円）は、「店頭に置くと同時に売れていく人気商品」と直売所担当者も太鼓判を押します。

どのスイーツも一般的なレシピを参考に、独自の配合を探る妹尾さんの原動力は、家族への愛情。「作るからには、自分や家族がおいしいもの」と主婦目線で楽しみながら、味を追求し続けています。

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