真庭市が主催する「真庭いきいき帰農塾」白ネギコースの第１回目の講義を、４月２８日に、真庭市内のほ場で開きました。地域で産地化を進める「白ネギ」を後押ししようと、今年度初めて開講。受講生が定植時の注意やその後の栽培方法について学んだ。直売所やＪＡ出荷などを視野に入れる７人が、全５回にわたり、定植から出荷までを学びます。

　ＪＡ晴れの国岡山真庭統括本部管内では、昨年度約７０戸が１２．３㌶で白ネギを栽培。南部地域で組合を設立した５年前より全体で面積が約５㌶増えるなど、産地拡大が活発です。白ネギは、春に定植してから秋冬の出荷までの間、夏は休眠するため、ほかの品目に比べて作業時間が少なく、多くの農家が水稲や他品目との組み合わせで栽培します。真庭市湯原地区からの参加者は「今回ブドウでも受講する。１年間勉強し、出来そうなら来年から本格的に取り組み、複合経営も考えている」と意欲を見せます。

　今回コースを通して、実習ほ場を提供するまにわ南部白ネギ生産組合の生産者は「部会員が増えれば出荷量も増えるので、コースの新設は喜ばしい」と話します。