岡山県一の産地、勝英地区でアスパラガスの出荷が最盛期です。

１９９９年に水田の転作品目として栽培が始まりました。現在勝英アスパラ部会では生産者９６人が１０ｈａで栽培し、年間６０ｔを出荷。県内トップの産地を担っています。主な取引先は岡山、大阪、東京の各市場で、関係者を通じて「おいしい！」と高い評価を得ています。

　２０１９年からは津山地区と共同で選果を始め、勝英奈義選果場で両地区のアスパラガスを一手に引き受けています。専用選果機を整え、カメラ２台で穂先の開きや曲がりを確認し、大きさや重さなどから６規格に自動選別。品質のばらつきが少なく、作業の省力化を実現することで、市場ロットの拡大やコスト削減の効果を発揮し、農業者の所得増大につなげています。昨年は大手コンビニチェーンのおむすびに採用。新しい販路も広がりつつあります。

今年は３月上旬に出荷を始め、５月上旬の最盛期には１日約１㌧を選別します。１０月上旬まで安定した質と量を確保することで市場での優位性を増し、両地区を合わせて出荷量１００トン、販売高１億円を目指します。