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勝英地域で田植え最盛期!~今年もおいしいお米を作ります~
田植え作業に励む森淵さん
撮影日:5月20日/撮影場所:奈義町小坂
勝英地域で田植え作業が最盛期を迎えました。
奈義町小坂で、林業の傍ら水稲と黒大豆を栽培している森淵誠さん(46)も田植え作業に追われています。森淵さんは水稲230aと黒大豆30aの栽培面積。今から10年前、父から田んぼを受け継ぎ、農業を始めました。当初40aだった田んぼは、過疎化や高齢化が進んだ地域で、管理を任されるうちに現在の規模まで拡大していきました。
大きな転換期は2年前。寒冷な土地柄もあり、収量が上がらず悩んでいたところ、JAから多収穫米の栽培を勧められました。多収穫米は主に、外食や中食で使われる業務用米で、年々需要が高まっています。一般的な米に比べて1俵当たりの単価は下がりますが、収量が増えるので、収益性が上がるといいます。実際、多収穫米「とよめき」を栽培している森淵さんも、10a当たりの収量が3俵近く増え、手ごたえを感じています。加えて、田んぼが那岐山の麓にあるため、山から湧き出る天然水が流れてくるので、食味も抜群です。これからの目標について、森淵さんは「地元の農業を守っていく担い手として、頑張っていきたい」と意気込みを語りました。
勝英地域では2017年から多収穫米の栽培に取り組んでいます。今年度は50人の生産者が40haで栽培し、4,000俵の出荷を見込みます。