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温泉旅館とコラボ、地産地消の喫茶開店/びほく女性部フレッシュミズ「ママン」
「ママン」は、地元食材を使った商品や手作り雑貨の開発、販売を手掛けており、設立当初から地域の憩いの場づくりを掲げ、設立6年目にして悲願の開店となりました。
旅館がグループの商品の取り扱いを昨年秋から始めたことをきっかけに、空きカフェスペースの利用を模索していた同旅館からの提案で開店が実現。毎週日曜日の午前10時から午後3時まで営業します。
温泉地という条件を生かした観光客への地産食材PRと、子どもも安心して食べられるよう母親目線を生かしたメニューを用意。5月まではロールケーキやラッシーなど4品を450~800円で提供します。
地元産イチゴを使って開発した「ほたるの雫イチゴシロップ」、特産の蒜山ジャージー牛の牛乳や乳製品、活動拠点である同市北房産のショウガやイチゴを使用。ラッシーとミックスジュースは、砂糖やハチミツを使わず「ほたるの雫イチゴシロップ」の甘さのみで仕上げたメンバー一押しのメニューです。今後は、季節ごとにメニューを揃えていく予定です。
SDGs(持続可能な開発目標)の推進に力を入れる同グループと、食品ロスの削減や再利用でメニュー開発を行っている同旅館との想いも合致。イチゴの果汁をシロップに、搾った後の果肉をロールケーキのクリームに使うなど、SDGsも強く意識しています。
岡山市内から訪れた家族連れは「イチゴやモモ、ブドウなど品種説明があると、食材への関心がさらに高まり、食農教育にもなる。喫茶店があることで、温泉地での滞在時間が伸びる」と喜びました。
同旅館の女将を務める武方理愛さんも「喫茶店を目的に来てくれる人が増え、これをきっかけに空き店舗の利用が広がり、地域活性化・空き店舗対策につながれば」と期待を込めます。
「ママン」の池永京子代表は「JAフレミズならではの特徴を生かし、農業と食を通じて、地元や観光地をつなぐ懸け橋の一役を担いたい」と話します。
地元産にこだわったメニューを楽しめる