ＪＡ晴れの国岡山岡山西統括本部管内の直売所、井原直売所「いばら愛菜館」は１３日、２０２０年度の売上高が１億円を突破しました。コロナ禍による外出自粛にともなう巣ごもり需要が追い風となりました。

同直売所は同統括本部管内の１１直売所の中で、面積１９５平方㍍で駐車場も少ない中、年間売り上げは３番目。２００９年６月のオープン以来、地産地消の拠点として、地域の生産者や消費者に支えられてきました。新鮮な地元産農産物の安定供給を目標に掲げ、仕入れを２０％以下に抑えています。２０年度はコロナ禍による巣ごもり需要の高まりとともに、同直売所出荷者の会の会員も増え、現在２３０人を超えます。
当日は、1億円突破記念として、井原市産ユズを加工したゆずジュース「ゆず美人」を来店者にプレゼントしました。また、１１月から販売している焼き芋を特別価格で提供しました。芋が同市内で１０人の会員が栽培する「安納芋」「紅はるか」「シルクスイート」の３品種で、年間約１．５㌧販売する人気商品です。
同直売所の高田昭店長は「地元の方の利用で生産者も頑張れる。品揃えを増やすなど、来店者に満足される店舗づくりを目指していく」と話しました。