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活動発表で全国大会へ 津山青壮年部の仁木さん
地域と農業の活性化に思いをはせる仁木さん(右から2番目)ら部員
LINEで共有し就農支援 SNSで食の大切さ発信
当JA津山青壮年部に所属する水稲の担い手、仁木紹祐さん(49)が、今年度の中国・四国地区JA青年大会の青壮年組織活動実績発表の部で最優秀賞に輝きました。LINEを活用した新規就農支援体制の構築、食と農の大切さを広く伝えるためのSNS(会員制交流サイト)の有効利用を訴えました。2月には全国大会の発表に臨みます。
新型コロナウイルスの影響は、農業にも徐々に及んできました。「このままではいけない。有効な解決策を見い出し、何かできることを!」と模索。LINEやSNSの活用に目を付けました。
部員間のLINEで農業に関する情報や悩みを共有し、「人」「物」「知恵」を結集。農業用ハウスの解体・組み立て作業などで人手がほしい時、重機や大型トラックなどが必要な時などすぐ助け合うことができました。新規就農者には部員の持つ資材を再利用として提供し、投資の抑制や作業の効率化を図り、SDGsにも貢献します。「知恵」を出し合い、農畜産物の品質向上、安定生産などを目指しています。
食と農の大切さを伝える活動は、JAや地元スーパーと一体となって取り組んできましたが、今年度はコロナ禍で軒並み中止となりました。それでも国産農畜産物や地産地消に注目が集まっていることをチャンスと捉え、田んぼの様子や料理レシピなどをSNSで発信を始めました。子どもの頃から食を選ぶための知識や情報を学び、食の安全・安心、おいしさを五感で感じることで健康な体を作り、地域農業を支える基軸になると考えます。
仁木さんら部員は「コロナ禍だからこそ、できることは意外とたくさんある。部員間で新たなアイデアを創造し、地域を盛り上げていきたい」と意気込みます。