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ベテランに調教技術を学ぶ
ベテラン農家に調教技術を習う生徒
新見市和牛改良組合は7日、新見市内の新見統括本部肉用牛指導センターで和牛の調教講習会を開きました。
国内最古の蔓牛「千屋牛」の産地で伝統的な調教技術を継承する活動で3年前から行っており、市内の和牛農家をはじめ地元新見高校生物生産科の生徒ら約70人が参加しました。
講習会では、改良組合のメンバーが講師を務め、参加者に手綱の使い方や声のかけ方などコツを指南し、牛を前進、後退、旋回させる基本動作を繰り返し練習しました。
同高校で牛の飼養管理をしている生物生産科の今村優花さんは、「学校では学んだことのない技術があり新鮮だった。外部に誇れる系統や調教技術は途絶えることなく繋げていきたい」と話します。
江田英明組合長は「地域の農業と暮らしは先人から伝えられてきた。調教や削蹄の技術を次世代に繋ぐことは、生産者の使命。一筆も二筆も成長して欲しい」と力を込めます。