倉敷かさや統括本部矢掛地区女性部は、豆腐作りを通して家庭料理の文化を伝承しながら、次期リーダーの育成に力を入れています。自宅で豆腐を作る機会が減り、「作り方を学びたい」という声を受け、有志で参加を募ったところ、積極的な部員が集まりました。これをリーダー育成のチャンスと捉え、今年から本格的に活動しています。

　役員候補者の確保や参加率向上が課題となっている中、同地区が着目したのは、豆腐作り教室でした。

　昨年は月1回程度の開催でしたが、手作りならではの甘さを感じられるやさしい味が好評で、今年4月からは月4回程度に増えました。

　倉敷かさや女性部長を務める古城清子さん（７５）は「JAならではの活動を展開することで自主的な参加を促し、部員間交流を図り、次期リーダーの素質を見出したい。部員が輝くことで、女性部・地域活性化にもつながる」と期待しています。

　部員は「先輩の豊富な知識に目を見張る。新たな発見の連続。人脈も広がり、交流が深められる場だと感じた。積極的に参加していきたい」と笑顔を見せました。