トピックス
更新日
特産ショウガ収穫最盛/津山生姜部会

ショウガの出来を確認する土居さんと(右)と杉山部会長
JA晴れの国岡山管内の津山地域で、11月上旬、生姜の収穫が最盛期を迎えています。
津山生姜部会は33戸が約1.6㌶で栽培。収穫したショウガは管内の選果場で2ヵ月ほど貯蔵した後、囲いショウガとして県内外の市場へ出荷します。
今年は梅雨に雨が少なく、夏季も高温乾燥で生育は遅れ気味。秋季の降雨で少し持ち直し、気温が下がるのを待って例年より遅い収穫開始となりました。
同部会員の土居克之さん(43)は露地で5㌃を栽培。知人の勧めで栽培を始めて9年目。天候の影響で不作の人が多い中、例年並みの生育を維持しています。
次年度の病害の原因とならないよう、収穫後すぐに葉や茎の残渣を圃場の外へ持ち出します。土づくりにもこだわり、もみ殻や米ぬかなどを入れ、定期的な土壌分析で施肥設計を見直します。「ショウガは土壌病害が怖く、土の状態を知ることが大事」と話します。
同部会長の杉山祥郎さん(60)は生育の良さに驚き「若い人の試行錯誤を元に栽培指針を改善し、新規者獲得や面積拡大につなげ、歴史ある産地の発展を目指したい」と話します。