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オリジナルリンドウ「よしの青」出荷ピーク
収穫作業に精を出す樋元さん
撮影場所:美作市
勝英地域で栽培するオリジナルリンドウ「よしの青」が出荷の最盛期を迎えました。市場評価が高く、2年目の今年は全体で1万本の出荷を見込みます。新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間が増える中、切り花やフラワーアレンジメントなどにも使えることから、需要増に期待がかかります。
「よしの青」は、ササ系リンドウ。茎丈が真っすぐ伸び、茎先に1~5輪の淡い青色の花を咲かせます。勝英のリンドウを広くPRしようと2年前に開発。優良親株を選抜し、開花時期や花色など、品質を考慮して交配作業を繰り返して誕生しました。美作市を流れる吉野川から「よしの青」と名付けました。
リンドウは、強い日差しや暑さに弱く、花色が薄くなったり茎が曲がったりしてしまいます。対策にJA晴れの国岡山勝英リンドウ部会の樋元智彦部会長は、畑一面に遮光ネットを掛け、直射日光を抑え、上質で凛としたリンドウに仕上げます。
「長雨の影響もあったが、良い色が出てくれた。きれいなリンドウを家庭で楽しんでほしい」と樋元部会長。10月末まで収穫に汗を流します。