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農業士が先進農業学ぶ/東備地方

木下さん(右)の説明を聞く農業士
東備地方の農業士ら11人は1月16日、先進的な農業経営事例を学び、地域農業の振興に役立てるため、倉敷市船穂町でスイートピーを栽培する木下良一さんのほ場を視察しました。
木下さんは、自作のIoT技術を活用して、ハウス内外の環境データを収集・蓄積し、ハウスの自動制御により農業の効率化を実現。県内の農業士として唯一「岡山県版BCP(事業継続計画)」の認定も受けており、過去の災害データを基に、被害が発生する前に迅速に対応できる体制を整えます。
木下さんは「今まで災害が起きても、『自然災害だから仕方ない』と片付けられてきた。データをいかして未然に防ぐことができるはずと考え、体制を整えてきた」と語りました。
参加者の一人は「データを蓄積するだけではなく、それをどのように活用するかが非常に大切であることを実感した」と話しました。