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小学校で介助犬の仕事紹介/岡山東統括本部
車椅子に乗った松山さんの指示で落とした物を拾う介助犬の「サスケ」
JA晴れの国岡山岡山東統括本部は10月2日、JA共済連岡山の協力で、出前授業「ガンバレ!介助犬!JA共済はたらくワンワンランド!」を備前市立日生西小学校で開きました。日本介助犬協会の職員が、紙芝居やクイズで介助犬について説明。全校生徒95人と参観日に訪れた保護者が参加し、理解を深めました。
ユーザーの松山ゆかりさんと介助犬の「サスケ」も登場し、実際に落としたものや探し物を見つけるなどの仕事を披露。落とした棒を「サスケ」が拾い上げると児童から大きな拍手が上がりました。
松山さんは「街で見かけたら介助犬に触ったり目を合わせたりせず、優しく見守ってほしい」と呼びかけました。一方で、高いところ物をとるなど、介助犬にもできないことは多くあるとし、「『お手伝いできることはありますか』などユーザーへ一言声掛けをしてくれればうれしい」と話しました。
JAはJA共済の地域貢献活動の一環で「介助犬」の育成と普及の支援を通して交通事故被害者の社会復帰を応援。介助犬を必要としている人は全国で1万人以上いますが、実際に活躍するのは59頭のみ。岡山県では2頭の介助犬が活躍しています。
同統括本部管内では、JAのフレッシュミズに所属する児童の母親が活動を知ったことを発端に、小学校や中学校での開催につながっており、周知の輪が徐々に広がっています。児童は「介助を必要としている人や困っている人に協力していきたい」と話しました。