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暑さ乗り越え出来秋到来/真庭市
米の出来を確認する神尾さん
岡山県では水稲の中生水稲の刈り取りが最盛期を迎えています。
真庭市南部地域の生産者で組織するJA晴れの国岡山まにわヒノヒカリ・きぬむすめ生産進振興協議会では307戸が今年度159㌶を作付けました。上流から下流へきれいな水を返そうと、JAグループ岡山の「里海米」にも積極的に取り組み、食味や品質の向上へ力を注いでいます。同県のきぬむすめは、食味ランキングで8年連続で特Aを取得。異常気象の影響が顕著な中、高温障害に強く作りやすいと作付けも年々増え、県を代表する品種に成長しました。実需者からの引き合いも強く、真庭統括本部管内では「きぬむすめ」の作付けが年々増えています。
同協議会の神尾健一会長(56)は委託を含めた5.5㌶で「あきたこまち」「コシヒカリ」「きぬむすめ」を栽培。早生品種を皮切りに9月上旬から稲刈りを始めました。高温少雨で水管理が難しかったものの、台風被害もなく刈り取り時期を迎え「中北部の朝晩の寒暖差や、同市を縦断する一級河川旭川が近く、豊富な水でおいしい米に育った。収量的にはまずまず」と安堵します。「今年は米不足で、待ちに待った新米だと思う。おいしいと言ってもらえるよう旬の味を届けたい」と話します。