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秋の彼岸用シキミ出荷最盛/加茂シキミ生産組合
箱詰めしたシキミを出荷する生産者ら
JA晴れの国岡山加茂シキミ生産組合では、秋の彼岸に向けたシキミの出荷作業が最盛期を迎えました。
同組合では14件が約3㌶で栽培。昭和50年代から栽培が広がり、県内でも数少ないシキミの産地です。県内外の量販店と契約し、彼岸までに約8500束を出荷します。
仏事に欠かせないシキミは、枝葉には毒性があり獣から墓を守る意味合いもあります。色艶がある、綺麗な葉のシキミを収穫するためには、日頃の栽培管理や薬剤防除が不可欠です。組合員の高齢化もあり、作業負担の軽減と担い手の確保が課題となっています。
産地の維持拡大のため、新規者が始めやすいよう栽培休止ほ場の貸し出しや作業のマニュアル化、高齢化対策として作業の省力化を図ります。作業効率改善のため樹形を低く仕立て直すなど、試験栽培にも取り組みます。
JA担当者は「お墓参りの際にはぜひ加茂のシキミを供えてほしい。県内一の産地を盛り上げていきたい」と話しています。