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加温ブドウに木質ペレット検討/まにわぶどう部会

ペレットボイラーについての話を聞く生産者ら

JA晴れの国岡山まにわぶどう部会は8月20日、加温栽培の燃料費の削減や暑さ対策、環境保全型農業の取り組みとして、ペレットボイラーの導入に向けた研修会を真庭市で開きました。加温栽培する生産者ら約15人がメーカーからの説明を受けました。
面積の8割が森林の同市では、木材の製造工程で発生する端材などを利用した低コストで良質な木質ペレットを製造、販売しています。ペレットボイラーは、木質ペレットを燃焼させて稼働する空調システムで、化石燃料を使用せず、二酸化炭素の削減など、環境の負荷を軽減できるとして、市庁舎や市立図書館などでも導入されています。木質ペレットは燃焼させても木が成長段階で吸収した二酸化炭素しか放出しないため、重油と比較して大幅にCO2が削減できます。
部会では、良質で安価なペレットの入手が容易な環境であり、導入に市の補助金が利用できることから、年々高騰する重油に代わる燃料として着目。市や真庭農業普及指導センターと協力し、部会員への推進を始めました。
同センターによると、現在重油で10㌃あたり年間121万円かかっている費用が、市内のペレット利用で61万円とほぼ半分に削減できる試算。加温栽培のブドウの出荷が始まる6月ごろからはハウス内が高温になるため、加温から冷房に切りかえることで、品質の低下と生産者の健康への対策にも期待します。
参加者からは「灰はどのくらいの量がでるのか」「ペレットの配送はできるのか」などの質問が寄せられました。生産者の馬場克典さん(42)は「補助金や供給体制などをしっかり整えてもらえれば、導入を検討したい」と話しました。
取り組みは、環境保全型農業で区別化し、ブランド強化や有利販売につなげるマーケティング戦略の1つ。摘粒のバイオ液肥への供給や液肥の利用、剪定枝のバイオマス発電への供給なども手掛け、サステナブルな農業への取り組みとしてPRします。

 

 

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