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桃団地で生産拡大/赤磐市
園地の状況を確認する又吉さん(左)とJA職員
JA晴れの国岡山岡山東モモ部会が県・赤磐市・JAなどと協力して進める「ハイブリット産地育成推進事業」が来年の初出荷に向け順調に進んでいます。
県内外の担い手5人が参加し、モモの栽培面積の拡大や担い手確保などを目指して2021年に始動しました。水田や耕作放棄地などを活用し、モモの団地5.4㌶を同市に整備しました。点在するほ場を集約した団地で、効率化や生産性の向上につなげます。
事業に参加する又吉祥平さん(39)は、埼玉県からIターンし夫妻で移住しました。果樹作りを希望して県の主催するオリエンテーションに参加したことをきっかけに、赤磐市でのモモづくりを決意しました。
来年の出荷を目指し、暗きょを造設。元水田の園地は雨のたびに泥だらけになっていていましたが、水はけが改善しました。今後は、誘蛾灯や高所作業機などを導入する予定で、出荷に備え万全の状態に整えます。
又吉さんは、「就農で一番不安だったのはほ場をどうやって手に入れるかということ。事業のおかげでまとまった土地が手に入り、安心して栽培に専念できた。栽培技術を磨き、産地を盛り上げていきたい」と意気込みます。