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国産甘栗「作州栗」ファン拡大へ/勝英統括本部
「まずは食べてみて!」と話す森本さん
JA晴れの国岡山勝英統括本部では、国内唯一の国産甘栗の産地として産地振興を進めています。地域は古くから和栗の産地として知られており、JAでは新たな特産品を目指して管内にある県の森林研究所が育成したオリジナル品種「岡山甘栗」を「作州栗」としてブランド化。栽培面積の拡大に力を注いでいます。
JAでは今年度1500本、来年度は2000本の予定で苗木を買い上げて生産者へ配布して面積の拡大を図り、出荷の安定につなげています。産地全体では約100戸が約20㌶で作州栗を栽培。和栗と比べ丸みを帯びた実はやや小ぶりで、火を通すとホクホクした中にもねっとりとした食感、優しい甘味が特徴です。氷温で約1カ月貯蔵すると、糖度は30度ほどになります。主に焼き甘栗の用途で販売。JAでは焼き栗専用の機械を導入し、イベントで販売するなど認知度向上に努め、年々ファンが増えています。11月からは本格的に県内外のイベントに出店。「2ヵ月限定の冬の味」として「作州栗」の認知度向上に努めています。
勝央町の森本五月さん(41)は就農5年目。水稲との複合経営で作州栗を導入。今年度新たに40aに90本を新植し、約1㌶で栽培に取り組んでいます。「国産の甘栗はここしかない。まずは食べてもらって作州栗を知ってもらい、地産地消にもつなげたい」と話します。
今年度からは作州栗の補助事業を行政と協力し、産地振興と認知度向上、消費拡大に務めていきます。
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