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幸運を運ぶ「フォックスフェイス」出番/びほく花木生産部会
フォックスフェイスを神社に奉納する平松部会長
JA晴れの国岡山びほく花木生産部会は10月2日、高梁市の高梁稲荷神社で、観賞用植物のツノナス「フォックスフェイス」の出荷進発式を開き、部会員や市場、行政関係者ら約20人が今季の好調な出荷を祈願しました。
同部会の平松昭博部会長らが、直径6㌢、枝の長さ110㌢ほどの「ツノナス」を同神社の宮司に手渡し、奉納しました。
同部会では高梁市内を中心に9戸が20㌃で栽培しています。「ツノナス」がキツネの形に似ていることから「フォックスフェイス」の愛称で販売。水につけなくても約3カ月間鑑賞でき、実1つでも飾りとして活用できるため、生け花だけでなく、ハロウィーンやクリスマスの飾りとして積極的にPRしています。今季は9月23日に初出荷。10月中旬を最盛期に、昨年並みの2500本を11月上旬まで関西・岡山市場を中心に出荷します。
酷暑と少雨の影響で多少落果が見られましたが、9月頃から昼夜の寒暖差で色づきも順調に進み、良質に仕上がりました。
平松部会長は「黄色は縁起がいいので、ハロウィーンやクリスマスに飾って幸運を引き寄せ、度重なる災害で苦慮している方の癒しになれば」と話しました。
同統括本部管内は「ツノナス」の県内唯一の産地。今年も地元高校生の協力で、10月19日に同JA直売所「旬感広場晴れのち晴れ」でフラワーアレンジメント作品の展示や販売を行い、PRにも力を入れます。