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資材ウェブ予約を拡充で組合員サービス向上へ
品ぞろえが充実した「晴ればれeネット」
JA晴れの国岡山はこの秋、水稲の予約注文書で取り扱う肥料・農薬などをウェブで受注できるよう品ぞろえを充実させました。栽培暦や手書きの注文書とひも付け、農業資材オンラインショップ「晴ればれeネット」に従来の倍の約120品目を掲載。担い手から小規模農家まで多様なニーズに応え、組合員サービスの向上につなげます。
ウェブ受注は昨年度から始め、利用率は約1割にとどまっていました。農家からは「品ぞろえをもっと増やしてほしい」「相談対応を充実してほしい」との要望が上がりました。そうした声を受け、JA系統だけでなく、商系で流通する品目も加えました。県内広域の栽培体系や地域特性、作業性などを踏まえて品目を選定。育苗培土、元肥・追肥、初中期・後期の除草剤、病害虫防除剤などをさまざまな栽培体系に応じて購入できるようになりました。
併せて相談態勢も充実させました。営農経済渉外員を49人に増やし、各自がタブレット端末機を携帯します。農家の元に足しげく出向き、ウェブ注文だけの予約特別価格や購入履歴が確認できるといった有益な情報を提供。施肥設計や肥培管理などの相談に応じるなど積極的に推進する姿勢で臨みます。
「パソコンやスマートフォンの操作が不安」「インターネット環境がない」といった農家には、渉外員が注文内容を直接聞き取り入力代行します。予約の受付は10月から開始し、11月以降、水稲以外の果樹、野菜などの園芸農家向けのサービスも始める予定です。
JAの内藤敏男組合長は「ウェブ予約の提案を機に、渉外員による恒常的な訪問活動と対話を通じてニーズを把握し、さらなる改革に取り組んでいきたい」と話します。