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酒造会社と田植え交流/アキヒカリ生産振興協議会

水田に一列になって手植えで苗を植える生産者ら

蒜山アキヒカリ生産振興協議会では5月27日、蒜山地区のほ場で原種のもみ種確保のための田植えを行いました。
「アキヒカリ」は真庭市美甘・湯原・蒜山地域の約53戸が46.2㌶で栽培。8月末から9月上旬かけて収穫し、1カ月以上早く店頭に並ぶ新酒の材料として重宝され、県内外に出荷します。日本酒の原料のほか、最近では外食チェーンでカレーや寿司の米飯としての需要も増えています。
食用としては全国でも産地は同市のみで、原種の種もみの確保が難しいことから、毎年役員が総出で田植えを行います。先祖帰りした稲穂を取り除きやすいよう、苗を1本ずつ植えるため、機械ではなく手作業で行う。この種もみを来年育成し、翌年生産者へ配布します。 
昨年から出荷先で浅口市の酒造メーカー、嘉美心酒造(株)と顔の見える交流をスタート。今年は取締役杜氏の内倉直さんが一緒に田植えに挑戦しました。
協議会の河井昭昌会長(77)は「米ができる所を体験し、酒造りをしてもらえたら嬉しい。今後は後継者を育成し、アキヒカリの栽培を続けていきたい」と話します。内倉さんは「どういう人がどのように作っているか知ることで、いい酒造りへのモチベーションが上がる。先頭に立って、アキヒカリを後世に残るような酒造りをしていきたい」と展望します。
同協議会ではJAグループ岡山がすすめる牡蠣殻を散布して育てる「里海米」にも取り組んでおり、昨年度45%を里海米として出荷。嘉美心酒造でも一部を「里海米」のアキヒカリを使ったプライベートブラントの酒を発売するなど、里と海をつなぐ取り組みにも賛同します。

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