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おかやま夢りんどう 加温促成栽培で全国植樹祭へ/新見花卉部会

リンドウを飾り付けたプランター

JA晴れの国岡山新見花卉部会は、「おかやま夢りんどう」で最も早く収穫できる極早生種「RND4号」の加温促成栽培に成功しました。第74回全国植樹祭の会場に花を添えようと、新見農業普及指導センターと協力し、2年がかりで育成。ハウス室温を10度以上に保ち、露地より約1ヵ月早い収穫にこぎ着け、5月26日に岡山市で開かれた記念式典の会場に飾花として提供しました。

部会は32戸が約4・2㌶で栽培し、西日本一の本数を出荷します。極早生から晩生まで約30種品種を組み合わせ、6月上旬から10月末まで長期リレー出荷の作型を確立。新規就農者、作付けともに増え、今年は120万本の出荷を見込みます。

「RND4号」は、淡い青色で花段数3~5段。草丈が長いため高い市場価値を誇ります。全国植樹祭が57年ぶりに岡山県で開かれるのを受け、歓迎と認知拡大のため促成栽培に着手し、300株を育てました。新見農業普及指導センターの担当者は「気温変動が大きい中でも計画通りに開花を迎えた。産地の技術力が生きている」と話しました。

飾花には約1000本を収穫。花段数2~3段で調整し、プランター20基に1本ずつ差し込みました。谷村悦子部会長は「高品質な新見産リンドウの出荷に弾みをつけたい」と話しました。

 

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