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農商工協力で津山産小麦を普及推進/津山市

小麦の穂を観察する参加者

岡山県津山市で6月17日、津山産小麦の生産者とパン業者の交流を目的に、産地見学会が開かれました。美作広域農業普及指導センターが主催。市内外の8つのパン業者や同市、JAなど約30人が参加ました。同市の11㌶で小麦を栽培する農事組合法人AKファームのほ場で麦むきを体験したほか、刈り取りの見学や説明などで交流を深めました。
互いの工夫や努力を理解し、津山産小麦と製品の付加価値の向上、地域活性化などにつなげていこうと企画。実需者と生産者の交流は初めてです。
JA晴れの国岡山津山統括本部小麦生産者部会では68戸が約200㌶で、薄力粉として「ふくほのか」、強力粉として「せときらら」を栽培。2008年に同市やJAなどで作る津山圏域地元産小麦普及促進協議会を設立し、「津山のほほえみ」と名付けてブランド化。農商工が連携して栽培推進やPRなどを行っています。JAでは、小麦の品質を左右する小麦タンパク質含有量を測定して、次年度以降の肥培管理、品質と栽培技術のレベルアップにつなげてもらおうと、今年から成分分析計を国産小麦全国流通モデル実証プロジェクトより借り受けて導入し、結果を基に次年度以降の高タンパク小麦の栽培指導に繋げていきます。

AKファームの影山啓介理事(83)は「パンに適した品質になるよう開花期に追肥するなど努力を重ねている。実際に食べた人の感想を聞いたことがなかったのでよい機会になった。よい小麦を作り、パン屋さんと一緒に地元を盛り上げていきたい」と展望します。
昨年からJA直売所などで津山小麦を使ったパンを販売する「ゆき乃クロワッサン」の秀安貴恵さん(39)は「地産地消の材料で作ろうと、スタート当初から津山産小麦を使用している。サクサクとモチモチを持ち合わせ、ふわっととした食感が残り、消費者に好評」と魅力を話します。
今後は意見交換会のほか、これまでパン業者対象に開いていたパン作り研修会で生産者に試食してもらうなどの交流を予定しており、力を合わせて特産を盛り上げていきます。

 

≫津山産小麦についてはこちら

 

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