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「なぎビーフ」盛り上げよう!/勝英統括本部
JA晴れの国岡山では、美作市に拠点を置く女子サッカーチーム岡山湯郷ベルと協力し、地元特産品「なぎビーフ」を使った新メニュー開発に挑戦しました。岡山湯郷ベルが経営する美作市の「Belle cafe」で、6月12日から毎週水曜日のランチやディナーに数量限定で登場します。
フォワードでJA美作支店所属の片山真鞠選手と、カフェ担当のゴールキーパー、三田一紗代選手は5月24日、「生産者の思いに触れ、メニュー作りに役立てよう」と奈義町の伍協牧場を訪れ、飼育現場を体験しました。
2人は本格的に牛に触れ合うのは初めて。牧場代表の國富雄大さん(41)から説明を受け、牧草やきなこなどを与える作業に挑戦しました。
片山選手は「普段できない体験ができた。動物が好きなので牧場で働きたいくらい楽しかった」、三田選手は「エサをやるタイミングや内容にこだわっていて、おいしい牛を作るのに苦労しているのがわかった。生産者が真心と愛情をこめて育てたなぎビーフの良さが出るメニューにしたい」と意気込みます。
國富さんは「心を込めて育てた『なぎビーフ』の名前を全国にとどろかせるきっかかになってほしい。大切な牛の命を残さずおいしく食べてほしい」と期待します。
「なぎビーフ」は同町の指定生産牧場で育った黒毛和種と交雑種。何年もかけて開発した専用のエサを給餌し、自然豊かな環境の中、ストレスなく健康に育ちます。出荷前の3カ月の仕上げ期には特産黒大豆「作州黒」のきなこを給餌することで、黒大豆のポリフェノールの抗酸化作用で牛のストレスを緩和し、おいしい肉に仕上げていきます。
JA勝英統括本部は同チームのスポンサーを務め、選手をジョブパートナーとして受け入れ、地元チームの盛り上げに一役買っています。同統括本部では、岡山湯郷ベルのホームゲームで毎回「なぎビーフ」の牛串や黒大豆のアイスやお茶など販売。選手に地元の特産品を知ってもらうことで、地域おこしや「なぎビーフ」などの特産品をPRし、全国への発信につなげていきます。