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幸せの「イエローダイヤモンド」出荷始まる

「イエローダイヤモンド」の生育を確認する中村さん

JA晴れの国岡山真庭統括本部が特産化を進めるスイートコーン「イエローダイヤモンド」の出荷が始まりました。高原気候による昼夜の温度差や、火山灰を含む「黒ボコ」、丁寧な土づくりなどで糖度はシャインマスカット並みの平均18度以上、高い物は20度を超える、消費者が待ち望む蒜山高原の夏の味覚です。

温暖化により同地区の特産「ひるぜん大根」に代わる夏の農産物として近年スイートコーンの栽培が盛んになってきました。JAではスイートコーンに付加価値を付けて販売しようとブランド化。「JA出荷・朝取れ・黄色い品種・蒜山産」の4つの条件を満たしたものを「イエローダイヤモンド」の名前で商標登録しPRします。

スイートコーンは夜間に甘味が凝縮。一番糖度の高い夜明け前後に収穫することで、甘味がつよく、ジューシーな仕上がりとなります。スイートコーンは収穫直後から糖度が落ちていきますが、JAでは真空予冷して鮮度を保持し、一番おいしい状態で食卓へ届けます。

今季は10軒が約4㌶で栽培。梅雨の間の日照不足などで生育が遅れ、やや小ぶりながら味は上々に仕上がりました。梅雨明けを受けてこれから身太り、糖度なども回復。お盆前を最盛期に8月下旬まで出荷が続きます。生産者の中村義彦さん(61)はゴールドラッシュを中心に恵味ゴールドなどを栽培。「今年は糖度を心配したが、品質が上がってきた。皮をむいて塩を振り、オーブントースターで焼いて食べるのがおすすめ」と話します。

6万本、18㌧を目標に岡山市場へ出荷するほか、JAのオンラインショップ、直行便事業を利用して県南の農産物直売「旬感広場 晴れのち晴れ」でも販売します。

 

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