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健康志向を追い風に産地を盛り上げる

収穫したホワイト六片の作柄を確かめる宮澤さんの写真

 新見統括本部は、消費者の健康志向の高まりを押い風に、ニンニクの本格的な生産拡大に取り組んでいます。

 新見管内の冬の気候条件が高品質なニンニクの生産に適しており、直径6センチ以上の大玉は「金太郎にんにく」の愛称でブランド化を進めています。

収穫したホワイト六片の作柄を確かめる宮澤さんの写真2

 今後も品質の均一化を進めながら本格的に市場出荷をするほか、直売農家を中心に生産のすそ野も広がりを見せています。

 同管内の30人が約50アールで「ホワイト六片」を栽培しています。他の作物と組み合わせた少量生産ですが、冬季にかけて畑を空けない他、比較的手のかからない作物という利点があります。畑の一角や水田転作での栽培を始める農家も増えています。

 選別にこだわり「金太郎にんにく」で市場に出荷できるのは全体の4割で、熟成したニンニクを同JA直売所のあしん広場で販売しています。

 8月27日にはテレビ番組「笑味ちゃん天気予報」にニンニク生産者の宮澤誠一さん(72)が出演し「集落の高齢化が進む中で、共同作業と役割分担で生産を高め、地域農業の再生に向けて頑張りたい」と意欲を燃やしています。

収穫したホワイト六片の作柄を確かめる宮澤さんの写真
収穫したホワイト六片の作柄を確かめる宮澤さん
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