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ICT技術の導入によりスマート農業で広かる可能性

リモコン草刈り機を実演研修をするメーカーの写真
リモコン草刈り機を実演研修をするメーカー
草を刈るリモコン草刈機の写真

 新見統括本部は、ロボット技術やICT技術(情報通信技術)、AI(人工知能)等の最先端の技術を活用し、農作業の省力化や生産物の品質向上を可能にするスマート農業の実現に向け、担い手への情報提供に取り組んでいます。

 同統括本部管内は山間が多く平地が少ないため、担い手にとって作業の効率化が課題となっています。特に、水田畦畔などの草刈作業は傾斜地で行うことが多く、高齢者にとって転倒や転落事故の危険も伴い大きな負担となっています。

 現在は,リモコン草刈り機、農薬散布用ドローンも普及してきており、農作業のスマート化が進んできています。

リモコン草刈り機を実演研修をするメーカーの写真2

 リモコン草刈り機の最大の特徴は、エンジンで刈刃とオイルネーター(発電機)を駆動、モーターで電動走行します。作業角度に応じ、自動エンジンを左右に最大20度の傾斜。左右最大45度までの傾斜での作業が実現しました。

 導入した農家らは「作業が楽になった。ゲーム感覚で草刈りができ、楽しい農業が実践できている」「水田農業で一番大変だと思っている草刈り作業が楽になるのはありがたい」と喜びます。

 同JAの営農指導員は「スマート農業は、規模拡大や人手不足への対応だけでなく、次世代の後継者に興味をもってもらう狙いもある。新たな担い手の増加につながればと期待している」と話します。

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