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蒜山高原で白ネギ出荷開始
「上々の出来」と話す古土居さん
真庭市蒜山地区で白ネギの出荷が始まりました。
蒜山白ネギ部会協議会では1999年ごろから白ネギを栽培。現在20戸が4.7㌶で取り組みます。同地区では、気温25度以上になると成長を止める白ネギの性質を生かし、高原気候で朝晩が涼しくなる夏の終わりからの出荷を目指します。朝晩の寒暖差で甘味、風味よい白ネギになります。
同協議会の古土居篤史さん(39)はJAからの勧めで昨年から栽培を始めました。7アールで栽培をスタートし、今季は50㌃と一気に面積を増やしました。天候異常の影響も少なく、上々に仕上がり、8月下旬に初出荷しました。蒜山地区では11月いっぱい出荷が続き、順次南部地域にリレーします。
同JA真庭統括本部管内では2016年には南部白ネギ生産組合が発足し、今季は全域で78戸、14.7㌶と県下最大の産地に成長。6月からの夏場と8月下旬から2月末までのリレー出荷を可能にしました。選果場の建設を始め栽培に必要な農機具を貸し出すほか、以前は端境期となっていた時期にも隙間なく出荷ができるよう、土よせ時期を工夫。真庭市主催の真庭いきいき帰農塾でも白ネギコースを設けるなど、ハード面、技術面ともにバックアップしています。生産者も徐々に増え、ブドウや夏野菜などと組合わせての複合経営や、兼業、契約栽培など、形態も様々に。生産者同士の口コミや広報誌などでのPRにより若い世代の栽培者も増加傾向です。