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ハイブリット事業でブドウの産地拡大へ/真庭市

ブドウを収穫するJA植木常務

JA晴れの国岡山真庭統括本部では、2020年から県や市と協力し、真庭ハイブリッド産地育成事業に取り組んでいます。2018年に建設したぶどう選果場を核に、同統括本部、同部会、(一社)蒜山農業公社が5年間で、管内のブドウの栽培面積を5㌶以上増やし、産地拡大につなげます。
市、JA、蒜山酪農農業協同組合が出資する同公社では、9月28日、同市蒜山下福田のハウスで関係者がブドウを初収穫しました。同公社は2020年に遊休農地を整備し、ハウス5棟を建設。翌年オーロラブラック、ピオーネ、シャインマスカットを定植しました。3年目となる今季、真庭農業普及指導センターの指導で試験的に初めて実を付けて管理していました。

同市蒜山地区は高原気候で気温が低く、ブドウの糖度が上がりにくいなど、栽培適地とは言えませんでしたが、温暖化や栽培技術の向上などで、高品質なぶどうが栽培できるようになってきました。朝晩の寒暖差で黒系ブドウの着色や高糖度が期待できます。同公社のハウスは標高540㍍ほどに位置し、今回収穫したオーロラブラックは22.8度、シャインマスカットは21~22度と高糖度に仕上がり、色づきも上々となりました。
この施設は栽培だけでなく、研修施設としての利用する予定で、行政と協力し、住まいや土地などの提供も行い、真庭地域を農業を盛り上げる足がかりにしていきます。
同JAの植木康雄常務は「蒜山は高冷地でブドウの栽培はできないと言われていた。この施設を新規就農や担い手の研修施設としても利用し、真庭のブドウを発展させていきたい」と展望します。
同公社の入澤元治理事長は「この事業が蒜山の産地づくりの大きな一歩になってほしい」と話しています。
今回収穫したブドウは蒜山産のブドウを小さなうちから知ってもらおうと、市立八束こども園に贈り、大きな粒のブドウを食べやすくするために小さく切ったもの園児たちが楽しみました。

 

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