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夏の風物詩「けんびき焼き」
部員が集まり調理法を伝える
岡山県新見市のカルスト台地で夏の風物詩として、JA晴れの国岡山新見女性部が「けんびき焼き」を伝承しています。
「けんびき」とは、肩こり症のこと。「けんびき焼き」は、練った小麦粉又は、米粉の中に餡を入れて、みょうがの 葉っぱで包んで焼いたシンプルなおやつです。
田植え終わりの梅雨明けを待つ旧暦の6月1日を「ロッカッシテェ」「ロッカッヒテェ」と言って、どの農家でも仕事休めとして食べられていました。麦の取り入れから、農繁期つづきの農作業のつかれを癒す「代みて」(しろみて)のおやつとして各家庭で作られています。
同JA新見女性部長の三吉孝美さんは「みょうがの葉は焼くと爽やかな香りがするのが特徴で、昔から各家庭で親しまれてきた。出来上がったけんびき焼きは、同JAのイベントや直売所で販売しているが、懐かしの味として好評で、これからも伝統を守っていきたい。また、食と農を守る取り組み、農と暮らしを支える活動の輪を広げ、くらしの視点に立ち仲間づくり活動を広げていきたい」と話しています。