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規格外キュウリ活用/久米南町

規格外キュウリを使った料理を試食する関係者

JA晴れの国岡山久米南キュウリ部会と久米南町、岡山市のANAクラウンプラザホテル岡山、中国学園大学は、産官学連携で、規格外キュウリの活用レシピ作りに取り組みます。8月21日には同町のリゾートセンター治部邸で試食会を開催。キュウリの消費拡大や町おこしにつなげます。

同部会は51戸が6㌶でキュウリを栽培。6割のシェアを誇る県内一の産地ですが、生理障害や気象の影響により、傷やくびれ、曲がりなどで出荷できない規格外品が全収穫量の約1割程度に上ります。
中国学園大学の佐々木公之教授のゼミが企画が「町が抱える問題を解決したい」と同ホテルに呼びかけ、規格外を使ったレシピを作りました。
試食会では、キュウリのジュースやドレッシング、冷製スープなど4品を用意。キュウリの青臭さを消すため、相性のよいフルーツや野菜を使い、爽やかで夏にぴったりの味に仕上げました。生産者や同ホテルの中野大輔料理長、片山篤町長、佐々木教授、学生ら約20人が試食しました。
同ホテルでは8月19日から朝食メニューでジュースとカットキュウリを提供。今後ドレッシングや冷製スープ、カクテルなどをレストランや宴会などで提供する予定です。

学生は「YouTube」などでレシピを紹介し、地元飲食店にメニュー化を働きかけます。「収穫から出荷まで含めて情報発信し、地域おこしに貢献したい」と展望します。
志部健一部会長(75)は「生産者が一生懸命育てるキュウリの廃棄が減るのが一番。キュウリの流通が盛んになるよう学生の活動に期待したい」と話します。
 
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