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黒大豆枝豆が旬/勝英統括本部
「岡山SYB1号」の出来を確認するきしもと農園のメンバー
JA晴れの国岡山勝英統括本部管内で枝豆が旬を迎えています。
出荷が始まったのは県育成のオリジナル早生品種「岡山SYB1号」。40戸が3㌶で栽培し、岡山、大阪、東京の市場へ出荷し、同JAの勝央アグリセンターでも購入できます。
「岡山SYB1号は」、同管内でブランド化する黒大豆「作州黒」を親に持つ多収性品種で、秀品率が高く、小ぶりだが、トウモロコシや栗のような甘みや食感、しっかりとした味が特徴です。
高単価が期待できるが収穫期間が短い枝豆の出荷期間を延ばし、生産者の所得向上につなげようと2020年に導入しました。9月中旬から下旬にかけて収穫を迎え、10月上旬からは「作州黒」の枝豆にリレーします。今季は少雨で実太りが遅れたものの、このところ続く雨で一気に生育が進みました。
友人4人で兵庫県神戸市から勝央町に移住し、就農2年目のきしもと農園では米やアスパラガスのほか「作州黒」1.4㌶、今季初めて60アールで「岡山SYB1号」を栽培。害虫対策で除草を徹底し、土寄せを丁寧に行うなど、こまめな管理で収穫期を迎え、9月21日に初収穫しました。
メンバーの1人、柳田尚輝さん(29)は「黒大豆の枝豆は普通の枝豆と全く味が違う。いろんな世代の人に知ってもらい、魅力を伝えたい。期間限定なのですぐに食べてみてほしい」と話します。